@ ごぼうは"ささがき"をして、あく抜きをする。
A 油あげ、ちくわ、かまぼこ、竹の子、人参は小さく切る。
※ささがき・・・・ささの葉のように、うすく細長くそぎ落とす切り方。
干しえびは、水の中に入れて戻しておきます。
その後、干しえびをだし汁1 ・1/2カップを入れた鍋で柔らかくなるまで煮ます。柔らかくなってから先に切っておいた具を入れて味をつけます。味がつくと煮汁を切ります。
@ 米ぬか3カップを布の袋に入れて軽くしぼります。
※米ぬかに使う米は、もち米の方が良いそうです。
C 軽くしぼったいぎすを鍋に入れ1.5リットルのぬか汁を入れて火にかけ、焦がさないように休まず混ぜる。汁がいぎすになじんできたら、酢1/4カップ(50CC)を入れます。
<ワンポイントアドバイス> 押したら、にじみ出るくらいの量のぬか汁。 水分の量は、後から入れるしょう油や具の水分の事も考えて少なめにし、少し硬いかなと思ったら徐々にぬか汁を足していきます。最初から軟らかくしてしまったのでは失敗するため、練るときに硬めに調整するのもポイントです。「手がだるいくらいのかげんがいいのよ」と長栄さん。
興味を持ったレポーターとカメラマンが交代で練るのを手伝いました。少し時間がたつと、カメラマンは「疲れた〜」と弱音を吐いていました(笑)
長栄さんいわく「炊く時は絶対にしゃべったら駄目よ!集中しないと鍋を焦がすから」と笑顔でアドバイスしてくれました。炊く時は、ずっと混ぜていないとすぐに焦げついてしまうから、子どもが寝静まったあと夜鍋をするそうです。
とろろ状になるまで練り続けます。とろろ状になると味をつけます。更にしゃもじに付いたいぎすが、バッタンバッタンと落ちるくらいまで練ります。約1時間。その間、鍋からひとときも離れられません。
「ねばり具合は、一回作ったくらいでは分らない。何度も経験を重ねて、やっと満足できるようなおいしい料理が作れる。」と長栄さん。
最後に強火にして、もう一度ブツブツしてきたら、火を止めてバットに入れます。扇風機で良く冷やして固め、食べやすい大きさに包丁で切ります。冷蔵庫で1〜2時間冷やすと更においしいです。
完成した料理を試食してみると、ズッシリとした重みと「いぎす」独特の風味、ザラザラした食物繊維の食感は今までに食べたものではたとえようがありません。 しかも、普段は食べることが出来ないものを食べる事ができたという満足感で、取材班一同は「いぎす」の話に花が咲きました。
←女性部員の方々です。「食物繊維たっぷりで便秘の方にはおすすめです!」とのことです。
いぎす料理は作るのに根気のいる料理です。昔は法事などで出されていましたが、今は大切な家族やお客さんのために手間をかけてつくられています。このように、いぎす料理は一般の家庭に普及するするようなものではありません。もし、どこかでいぎすでもてなされることがあれば、それは相当に幸福なことではないかと思います。
放流魚