東部家畜保健衛生所

アルボウイルス流行調査

アルボウイルスの流行調査から
  アルボウイルスとは、カやヌカカなどの吸血昆虫が媒介するウイルスの総称です。
  このアルボウイルスの中には、家畜の病気の原因となるものが含まれており、特に牛では、異常産や嚥下障害などを発症させることから、気をつけなければなりません。
  家畜保健衛生所では、毎年、以下の5疾病について、県内の飼養牛の抗体検査を実施し、ウイルスの流行状況の把握に努めるとともに、病気の発生予測やワクチン接種による予防を農家の皆さんに呼びかけています。

牛のアルボウイルス病
 ● アカバネ病、アイノウイルス感染症、チュウザン病
 これら3疾病は、牛のウイルス性異常産です。発生時期は夏から翌年の春までで、その症状は、流産、死産、早産あるいは奇形(頭骨の変形、四肢や脊柱の弯曲など)が特徴です。
●牛流行熱
 牛の急性熱性伝染病で、高熱と呼吸促迫を主徴とします。発生時期は8~11月です。
●イバラキ病
  主に肉用牛の咽喉頭麻痺による嚥下障害が特徴で、発生時期は、主に8~11月です。また、近年では、異常産にも関与するウイルスが出現しています。

調査結果から
 平成21年度から26年度までは、毎年、牛異常産の原因となるウイルスが流行しました。このことから、毎年、異常産対策が必要となります。

H21年度 H22年度 H23年度 H24年度 H25年度  H26年度  
アカバネ病 11 67 31 2 7
アイノウイルス感染症 2 0 0 2 0 0
チュウザン病 9 0 0 2 5 0
牛流行熱 0 0 0 0 0 0
イバラキ病 2 11 0 0 5 2

 平成21年度から26年度までは、毎年、牛異常産の原因となるウイルスが流行しました。このことから、毎年、異常産対策が必要となります。

対策について
 有効な対策方法は、ワクチン接種による感染予防しかありません。そのため、ウイルスが流行する夏まで(6月まで)にワクチン接種を完了しなければなりません。  

牛アルボウイルスワクチンについて
 ○牛異常産3種混合(アカバネ、アイノ、チュウザン)ワクチン  
 ○牛流行熱・イバラキ病混合ワクチン
 その他、アカバネ病、イバラキ病、牛流行熱の単味ワクチンもあります。しかし、混合ワクチンの方が、複数の疾病予防が可能となり、より効果的で、農家の方も安心できるため、推奨されます。  

ワクチン接種のお問い合わせは
 (社)香川県畜産協会 業務部 TEL.087-874-1878 FAX.087-870-6380にご連絡ください。 
 毎年度のワクチン接種の申し込みは、2月末頃です。