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トリガイ
 殻は円形に近く殻長、殻高とも9cm程度、薄くて割れやすい二枚貝です。外面は40本あまりの溝があり、短い毛の生えた殻皮でおおわれ、淡い紅色がかっています。足は紫黒色で長く、折れ曲がって殻に入っていて、貝殻を見たことはなくても、この足の部分はにぎりずしの種としてよく知っていると思います。
 水深10〜30mほどの砂泥地に生息し、ヒトデなどが近寄ってくると、この長い足を利用してぴょんと飛びはねて逃れるといわれます。
 時として大発生を起こしたり、貧酸素などに弱く多量に死ぬことがあって、豊凶が著しい貝です。大発生を起こすと取り合いになったり、禁止区域を操業して漁業者間で問題となったり、また、昭和40年代後半に起きた燧灘のヘドロ公害では、大量に死んだ貝を怒った漁業者が隣接県の市役所に抗議のためにばら撒いたなどの話題もある貝です。
 消化管に泥を含んでいるので、普通、産地で殻をむき、足の部分を湯通ししてから流通されます。
 しこしことした歯ざわりが特徴で、ほのかな甘味があります。開いてすし種に使われるほか、酢の物、からし味噌和え、刺身で食べます。
 加工の盛んな観音寺の漁家では、ひもの部分も利用していて、きれいに洗って、軽くゆがき、天ぷら、わけぎ和えにします。このあたりではひもも一般の店頭に並ぶことがあるそうです。
トリガイ刺身
トリガイ
標準和名 トリガイ
地方名 トリガイ、トリカイ
分類 二枚貝綱マルスダレガイ目ザルガイ科
分布 砂泥底
産卵  5〜10月
トリガイ成長
トリガイ漁期と市場価格
トリガイ漁獲量と漁法
料理 すし種、酢の物、からし味噌和え、刺身。
ひもは天ぷら、わけぎ和え