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トラバゼ
 小型種で一見ハゼの仲間に見えますが、腹びれが吸盤状でなく、ハゼの仲間ではありません。体はほぼ円筒形で、背は赤褐色、腹は白く、黒いV字の模様が4つ並びます。
 県内でよくとれるトラギス類には、クラカケトラギスとマトウトラギスがいます。体形はクラカケトラギスはやや太めでずんぐりした感があり全長20cmを越えるものもありますが、マトウトラギスは細長い感じがして10cm程度にしかなりません。形や模様がよく似ていて、区別するのは難しいのですが、クラカケトラギスは目の下の黒線がまっすぐ下に向いているのに対して、マトウトラギスは目の下から上あごの方向に斜めに黒線が走っています。
 両種とも浅海の砂泥域に生息し、底びき網でとれますが、キス釣りの外道としてもときどき釣れます。サイズが小さく、市場でも雑魚扱いで、種々の統計にもでてきませんが、案外一般の店頭でも見られます。
 煮付けにはあまりされませが、身はおいしく、塩焼き、天ぷら、そのまま焼いて三杯酢にします。また、焼いて、骨、頭をとって身だけにしてコブ巻きの芯や、味噌汁の具にもします。干したものを、ナマコの酢の物、なます、大根の煮物に入れると、よいだしが出ます。
トラバゼ
標準和名 クラカケトラギス、マトウトラギス
地方名 トラバゼ、トラハゼ、トラギス、ロクロバゼ
分類 スズキ目トラギス科
分布 砂泥底
産卵  3〜6月
漁法  底びき網
料理 塩焼き、天ぷら、三杯酢、コブ巻きの芯、干してだし用
トラバゼ三杯酢