胴に比べて腕(足)が長く、5倍にも達するところからこの名があります。中央の2本が特に長くなっています。全長は70cm程度。内湾の泥場に多く、干潟のような浅いところにもいます。昼間は泥にもぐり、夜になると餌を求めて活動します。
主に底びき網で漁獲されますが、かつては、夜間に灯をともして箱眼鏡でのぞいてヤスでついたり、タコてんやを延縄のようにたくさんつけた手長ダコ釣りなどが行われていました。
一時あまり見ませんでしたが、最近はたくさんとれ、値がつかない時もあるほどです。味はマダコより劣るとされますが、身は軟らかく、惣菜に適します。ゆでて刺身にして、醤油や酢味噌を付けて食べたり、天ぷら、わけぎ和えにしたり、煮付け、里芋といっしょに炊いたりします。
雄は1本の腕の先にしゃもじのような形の生殖器がついていて、食べると当たるといわれて切り捨てられます。しかし実際は毒があるわけではないという文献もあって判然としません。 |