サワラのからすみ 香川の魚目次 次ページ
 ボラの卵巣でつくるからすみが有名ですが、讃岐では江戸時代のころからサワラの卵巣(真子)でからすみをつくり、藩主や幕府への献上品にもしていました。今はつくる方が少なくなりましたが、伝統的な技法で、一つずつていねいにつくられています。
塩に漬ける
 卵巣にたっぷりの塩につけ、4〜5日間おいて、水分を抜きます(写真左)。
 そのあと、一昼夜真水につけ、塩を抜きます。塩の抜きかげんは、卵巣の手触りで判断する経験のいるものです。
 サワラの卵巣を包む膜(卵巣膜)は、薄くて破れやすいるので、別に用意したサワラの卵巣膜を用いてつくろい(写真左下)、卵があふれないようにして、形を整えます(写真下)。
つくろう
形を整える
 
 天日干しと陰干しを繰り返して10日間ほど乾燥させます。干してすぐは、30分おきに返して色のむらを防ぎます。手間のかかる乾燥をへて、熟成させます。
乾燥させる
サワラのからすみ
取材協力:株式会社卯をじ(高松市兵庫町)