体形は紡錘形で、腹は銀白色、背の特有な模様が特徴です。アジのような硬いうろこはなく、小さくてはがれやすい。
県内では、4月末から6月、親魚が入り込み、産卵します。生れた稚魚は内海で育ち、ほとんどは秋に外海へ出て行きます。
「秋サバは嫁に食わすな」といわれ、脂ののる秋が旬とされていますが、県内では秋には小サバがほとんどで、大型は少なくなります。小サバは、脂ののりは少なく、とれても餌になるくらいで、網から逃す漁業者もいます。
11月になると小サバも外海へ出てしまうものが多くなりますが、大きくなって、旨味も増してきます。また、入り込みの大型魚は、産卵後は脂が抜けますが、入り込み始めは秋サバに負けません。
サバの生き腐れといわれるほど鮮度の落ちるのが早く、普通は塩焼き、煮付け、酢の物にします。漁獲方法や締め方、締めた後の保存法などによっても大きく味が違います。上手に扱ったものは刺身が絶品です。
たくさんとれていた昔は、塩サバとして広く流通し、普段の惣菜として食べられてきましたが、最近は全国的にも漁獲が減少したことや、DHA、EPAなどの高度不飽和脂肪酸が豊富に含まれる健康食品として見直され、高級魚の仲間入りです。 |