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ミルガイ(ミルクイ)
 褐色の殻からはみ出た黒くて太い水管が特徴的な二枚貝です。殻の色は殻皮におおわれているためで、皮をはいだ本来の殻の色は白色です。水管の色も黒いしわの多い表皮でおおわれているためです。この黒い皮をはいだ水管が美味な高級食材となります。
 海底の砂に潜って生息していて、潜水器で潜って目(水管の口)を見つけて漁獲します。
 ミルクイの名の由来は海藻の一種のミルを喰うからといわれます。実際には海藻を食べるのでなく、プランクトンを食べているわけですが、なかには水管の先に海藻が付いているものがあり、潜水夫がこれを目印に探すこともあります。
 県内では古くから漁獲されていたものではなく、昭和51年に許可となりました。許可当初は年間約500tの漁獲がありましたが、乱獲によって激減し、現在はまれにしかとれないほどになっています。
 水産試験場で種苗生産の研究が行われたこともありましたが、成長が遅いことや、放流後の管理方法などに課題があり、資源の回復が難しい貝です。
ミルガイ
標準和名 ミルクイ
地方名 ミルガイ、ミルクイ
分類 マルスダレガイ目バカガイ科
分布 潮間帯から水深50m前後の砂泥底
産卵  10〜2月(盛期11月)
ミルガイ成長
漁期 12月〜4月
漁法 潜水器
漁場 備讃瀬戸
料理 刺身、すし種