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タケノコメバル
 体色は黄色味が強く、褐色の斑点が不規則に散らばっています。クロソイによく似ていますが、やや細長くて口先がとんがっていること、両目の間が広くて、とげがほとんど目立たないことで見分けられます。全長40cm近くになります。腹の大きい親魚はホテハリと呼ばれ12〜1月に仔魚を生みます。6月には4cm程度に成長し、アマモ場などですごすといわれます。
 名前の由来はタケノコのとれる時期においしい魚であるからとか、体色がタケノコの皮に似ているからといわれます。
 昭和40年代までは普通にみられる魚でしたが、近年は激減し、めったに見られなくなっていました。水産試験場では平成10年から種苗生産の研究に取り組み、13年に大量生産に成功しました。地元の少ない親魚を漁業者の協力により地道に集められたことが、大きなかぎでした。生産した稚魚は放流や養殖の試験を行っている段階ですが、昔のように普通に見られる日も遠くないと期待しています。
 味は、メバル同様にしこしことして淡白で、煮付けに向きますが、大きくなるので刺身にしても身が多くとれ、おいしくいただけます。
タケノコメバル煮付け
タケノコメバル
標準和名 タケノコメバル
地方名 タケノコメバル、タケノコ
分類 カサゴ目フサカサゴ科
分布 岩礁域、藻場の周辺などの比較的浅い所に生息し、底生生活をする。
産卵  卵胎生で、12〜1月に仔魚を産む。
タケノコメバル成長
料理 煮付け、刺身
ホテハリ
仔魚を産む直前の親魚