殻の長さ12cm、幅(殻高)2cmくらいの細長い二枚貝で、竹を縦に割ったような形をしています。内湾の干潟や砂泥底に生息し、垂直にかなり深く潜っています。県内では、殻の幅がやや細く、黄色味の強いマテガイと、殻の幅がやや太く、ピンク色の斑紋があるアカマテガイなどがいますが、主に漁獲されるのはアカマテガイです。
干潟ではマテガイの潜った穴を見つけて、塩をひとつまみ入れ、驚いて飛び出したのをとりますが、漁業では、マテ突きという特殊な漁法で漁獲されます。昭和40年代までは、重労働の漁業でしたが、50年頃に自動化が図られ、労働が軽減され、従来の倍以上の漁獲が得られました。しかし、乱獲となり、しばらく後に激減しました。
マテ突きは、マテガイを突きさすので、どうしても身には傷が入り、生かして流通できません。船上でむき身にして出荷され、店頭でもよく見かけます。
旬は10月から4月。肉厚の身は軟らかくて甘みがあり、塩ゆでにしてそのまま食べたり、酢味噌和え、酢の物に。わけぎ和えは春の一品です。 |