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マナガツオ
 体形は楕円形で背びれとしりびれは鎌状にとがり、小さな口が特徴。その小さな口でクラゲを食べますが、そのほかにも、小型の甲殻類や種々のプランクトンも食べます。うろこは大変はがれやすく、店頭に並ぶ頃には、白っぽい皮だけになってしまいます。多くの図鑑も同様に皮だけの写真が多いのですが、本来は黒味の強い銀色の細かいうろこが全面に付いています。
 産卵のため瀬戸内海に入り込む夏に主にとれるので、香川では夏を代表する魚です。カツオに全然似てないのにカツオの名がついたのは、カツオがとれない瀬戸内海の漁師が、目に青葉の初夏にとれだすこのカツオを、これこそ真のカツオとばかりにマナガツオと呼んだためといわれます。
 漁法は、サワラ流しさし網の網目を大きくしたマナガツオ流しさし網と、イカナゴ込網の袋網の網目を大きくしたマナガツオ込網といった専門にねらう漁法が主です。重要な魚種ですが、回遊や成長など資源生態的なことがあまりわかっていない魚でもあります。
 マナガツオはなんといっても刺身。鮮度落ちが早いのでなかなかありつけませんが、地元産ならではの一品です。皮がむきにくいのですが、白身でくせがなく軟らかで、脂肪も少なくあっさりした味です。照り焼き、味噌漬けも絶品です。また、あらは煮付けにと、捨てるところが少ないのも高級魚共通の特徴です。
マナガツオ塩焼き
マナガツオ
標準和名 マナガツオ
地方名 マナガツオ、カツオ、マナ
分類 スズキ目マナガツオ科
分布 6月頃に瀬戸内海に入り込み、産卵後外海に出るが、生まれた稚魚は晩秋まで内海で成長する。
産卵  7〜8月 分離浮性卵
マナガツオ成長
マナガツオ漁期と市場価格
マナガツオ漁獲量と漁法
料理 刺身、照り焼き、塩焼き、味噌付け