香川の魚目次 次ページ
コチ(マゴチ)
 体は上下に平たく、ほほが張りだし、目は小さく、両目の間が離れているのが特徴です。背は濃い褐色でよく見ると黒っぽい太い筋があります。腹は黄色味がかった薄い褐色です。大きくなると全長70cmほどになります。体には細かいうろこがあり、ザラザラしていて、体形がよく似たネバゴチ(ネズッポ類)と異なります。
 魚食性で、水深30m以浅の浅い砂泥底にすみ、ふだんは砂になかば体をうずめてじっとしており、泳ぐときも砂上をはうように移動します。小さいときは雄ですが、全長35〜40cmのあいだに性転換を行って雌になり、50cmを越えるとすべて雌になります。
 白身のあっさりした味で、シコシコした歯ごたえは、フグに似ていて、夏場は薄作りやあらいにして、冬はブツ切りにして鍋にするとおいしい魚です。そのほか、煮付け、すまし汁、てんぷらにもします。また、身があっさりしているので、コチ飯にもします。
 頭は骨ばかりで食べるところがないように見えますが、ほほのところに量が少ないもののおいしい身があって、「コチの頭嫁に食わすな」ということわざが、漁家の奥さん達に残っています。 
コチ鍋
コチ
標準和名 マゴチ
地方名 コチ、オオゴチ、マゴチ、クロゴチ
分類 カサゴ目コチ科
分布 内湾から数10mの深さの砂泥底。冬期は深いところですごし、春から夏にかけて浅いところにきて産卵する。
産卵  5〜7月
コチ成長
コチ漁期と市場価格
漁法  底びき網、さし網、定置網
料理 刺身、あらい、煮付け、すまし汁、天ぷら