体は上下に平たく、ほほが張りだし、目は小さく、両目の間が離れているのが特徴です。背は濃い褐色でよく見ると黒っぽい太い筋があります。腹は黄色味がかった薄い褐色です。大きくなると全長70cmほどになります。体には細かいうろこがあり、ザラザラしていて、体形がよく似たネバゴチ(ネズッポ類)と異なります。
魚食性で、水深30m以浅の浅い砂泥底にすみ、ふだんは砂になかば体をうずめてじっとしており、泳ぐときも砂上をはうように移動します。小さいときは雄ですが、全長35〜40cmのあいだに性転換を行って雌になり、50cmを越えるとすべて雌になります。
白身のあっさりした味で、シコシコした歯ごたえは、フグに似ていて、夏場は薄作りやあらいにして、冬はブツ切りにして鍋にするとおいしい魚です。そのほか、煮付け、すまし汁、てんぷらにもします。また、身があっさりしているので、コチ飯にもします。
頭は骨ばかりで食べるところがないように見えますが、ほほのところに量が少ないもののおいしい身があって、「コチの頭嫁に食わすな」ということわざが、漁家の奥さん達に残っています。 |