ベラの仲間で、全長1mにもなる大型種です。小さいときは、体形はベラにそっくりで、オレンジがかった色に目のあたりから尾部にかけて黄色の一本の白いすじが走っていますが、大きくなると体色は濃い赤茶色になり、雄は頭に大きなこぶが出てきます。雌ではそれがないのでカンダイと呼ばれ、以前は別の種類と思われていました。
沿岸の岩礁にすみ、昼行性で夜間は岩陰で眠ります。巻貝類や甲殻類を食べます。
磯釣りをしていると竿を持っていくような力強い引きで、何かと思いどきどきしますが、コブダイとわかると、がっかりします。
身の量は多いのですが、軟らかくて旨味に乏しく、市場に並んでもあまり見向きもされません。刺身、煮付け、塩焼きなどにされますが、県内の漁村ではおいしいという評判はあまり聞きません。身を小さく切って、塩、こしょうをしてかたくり粉をつけてフライにするなど、手間をかけてやるとおいしい、というくらいです。
いろいろ調べてみると、都会ではフランス料理やイタリア料理などに用途が広く、人気が増しているとのこと、釣り上げた後もやったと思えるようなおいしい食べ方もあるようですね。 |