カキにはいくつか種類がありますが、普通カキといえばマガキを指します。岩場などにも生息しますが、普通は養殖物です。
カキ養殖は、広島で古くから行われ、県内では戦後まもなく成功しました。
カキの産卵は夏で、卵は海中で精子と受精して幼生になり、2〜3週間海中を浮遊した後、岩などに付着します。一度付着するとその場で大きくなります。
カキ養殖はこの種ガキをとることから始まります。適所、適期を調査して、付着器(ホタテガイの殻などが使われる)を海中に入れ、これに付着させます。県内でも一部試みられていますが、大部分の種ガキは養殖量の多い、広島、宮城県から購入しています。
春、種ガキの付いた付着器を購入し、ロープに適当な間隔で差し込み、筏などに吊るし、天然のプランクトンを食べて成長するのを待ちます。
夏に産卵で身がやせますが、水温の低下とともにふっくらと身がつまり、10〜3月に出荷されます。
柔らかな身、特有の旨味があり、海のミルクともいわれるほど栄養が含まれます。
鍋料理やフライが一般的ですが、カキ飯やすまし汁にもします。牟礼町で始まった、殻付きカキを鉄板で焼く「カキ焼き」は、名物料理となっています。 |