胡粉 香川の魚目次 次ページ
 イタボガキの貝がらは、「胡粉(ごふん)」とよばれる白色顔料に加工されます。白色顔料には、古くは鉛が使われましたが、湿度が高い日本では黒変することから、貝がらから作られるようになりました。
 貝がらは10年以上風化させてから加工されます。今も昔からの方法で、胡粉をつくっている会社には、20年以上前に集められた貝がらが山積みとなって、胡粉に加工されるのを待っています。県内からは、庵治、小田、丸亀、詫間などから集められたそうです。貝がらはふた(右殻)と身(左殻)、大と小にわけて加工されます。白色でチョーク質の多い大きなふたから最良の胡粉ができるそうです。
イタボガキの貝殻の山
石うすでひく
 20年以上前に集められた貝がらの山  からを細かく砕いたあと、水を加え、石うすでさらに細かい粉にしているところ。
乾燥しているところ
温かみのある白
 乾燥しているところ  胡粉でつくられたひな人形の顔
取材協力:ナカガワ胡粉絵具(京都府宇治市)