体色は赤褐色のまだら模様、細かいうろこでおおわれていて、頭が大きく硬いのが特徴です。胸びれは長くて大きく、裏は鮮やかな緑色で、青いふちどりと斑点があり、たいへん美しい色彩です。胸びれの一部が変化した触脚が3本ほどあり、海底をはい回って、砂の中のエサを探し、掘り出して食べます。また、うきぶくろを利用して、グチと同じようにグーグーという音を出すことも知られています。全長40cmほどになりますが、瀬戸内海には大型魚はあまりいません。
よく似た種類にカナガシラがいますが、胸びれがやや短く、緑色の色彩がないことで見分けられます。
外海では、ホウボウは高級魚、めでたい魚として扱われ、カナガシラはホウボウよりはやや味が落ちるもののおいしい魚というのが評価のようです。しかし、県内では両種ともたまにとれる程度で、あまりなじみがないせいか、市場では安価で取り引きされています。
頭をはじめ骨も太いため、身の歩留りが少ないのですが、メバルやコチに近い種類であり、白身で淡白な味です。生きがよかったら刺身に、ふつう煮付け、味噌汁、天ぷらなどにします。県内の漁家では、煮付けを子どもの100日のお食いぞめにするところもあります。 |