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ヒラ
 コノシロやママカリを大きくした形で、50〜60cm、1kgにもなります。ママカリと同じように、腹部は硬いうろこが発達していますが、尻びれの巾が広い(基底が長い)ことで、ママカリと区別できます。その前にママカリよりかなり大きいので、すぐ分かるのですが。
 サワラよりやや遅れて瀬戸内海に産卵にやってきます。昔はヒラを専門にねらう釣りもあって、沖買いの船が待っていて、釣りあげたヒラを買いとって行くほど、たくさんとれていました。時期は6月から10月まで、疑似餌を使ったひき釣が行われていました。近年はほとんど見えなくなっていましたが、最近はサワラ流しさし網や大型定置網などで時々かかるようになりました。
 漁獲量が少ないので、ヒラとして分類された統計のある市場があまりありません。左図に記した市場は非常に安値となっていますが、他の市場では600〜700円/kgとのことで、中位の扱いです。
 とれない時期が長かったため、食べ方も忘れられ、最近の評価に左図のような市場があるのだと思います。
 刺身、酢の物、煮付けなど、たまにかかる魚を漁家ではおいしく食べています。三枚におろして、小骨を骨切りして刺身にしたり、それを酢の物にしてそのまま食べたり、おすしの具に入れます。また、骨切りして、醤油とみりんで煮付けたり、小さいのはうろこ、頭を落として、腹を出して焼いたらおいしいとのことです。
ヒラ
標準和名 ヒラ
地方名 ヒラ、ヘラ、ヘタレ、ヘータレ
分類 ニシン目ニシン科
分布 春、内海に入り込み、産卵する。生まれた稚魚は内海で育ち晩秋に出る。
産卵  5〜7月。分離浮性卵
ヒラ漁期と市場価格
漁法  サワラ流しさし網、定置網
料理 刺身、酢の物、塩焼き、おすしの具、煮付けなど
ヒラ塩焼き