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グチ(シログチ)
 体はややずんぐりとし、銀白色で、えらぶたのところに大きな黒い斑紋があるのが特徴です。普通20〜30cm、大きいものは40cmを越えます。釣り上げると、うきぶくろを鳴らしてグウグウとグチをこぼしますが、グチからすればグチではすみません。
 頭の中に大きい石があるので東日本ではイシモチと呼ばれます。この石は、炭酸カルシウムの沈着によってできた耳石(じせき)というもので、眼の後上方にある聴覚と平衡感覚をつかさどる内耳という器官の中にあります。どの魚にもあるのですが、グチは特に大きくなります。
 身は軟らかく淡白で、鮮度落ちも早いので、市場では下魚の扱いですが、グチ、ニベ類は弾力の強いかまぼこを製造することができるため、古くから重要なすり身の原料として利用されています。
 一般には刺身には不向きで、煮付け、塩焼き、空揚げ、小麦粉をつけてバター焼きなどにして食べます。漁村ではとってきてすぐの新鮮なものは刺身にしたり、開いて塩干しにしたり、三枚におろして、酒と醤油と砂糖に半日くらいつけてから干したりと、安い魚を上手に利用しています。
グチ煮付け
グチ
標準和名 シログチ
地方名 グチ
分類 スズキ目ニベ科
分布 砂泥底の底層近くを群れる。
産卵  5〜9月 分離浮性卵
グチ成長
グチ漁期と市場価格
ニベ・グチ類漁獲量
料理 煮付け、塩焼き、空揚げ、バター焼き、干物