香川の魚目次 次ページ
 体形はヒラメに似て左向きで口が大きいのですが、身は薄くペラペラで、表に黒い眼のような斑が5個あるのが特徴です。浅い海の砂泥底に多く、甲殻類、魚類などを食べます。1年で全長7〜17cm、2年で14〜23cmになります。
 ヒラメに似ずおおかたは下魚扱いですが、地域によっては、おいしく食べている魚です。主に干物に加工され、デベラと呼ばれて販売されています。漁獲してすぐを、うろこ、腹わたをとってきれいに洗い、えらから口に割竹をなどを通して船上で吊り下げて干しているところは、冬の風物誌の一つです。食べるときには木づちや包丁の背でよくたたいてから焼くと軟らかく骨ばなれがよくなります。
 漁家では新鮮なのものは、刺身がおいしいといいます。身が薄いので、1尾でどれだけもとれない、手間のかかる料理ですが、味はヒラメとかわらないといい、にぎりずしにもします。煮付けは身がぼろぼろになり、向きません。観音寺では、干物をさつまにしたり、焼いて骨をはずし、包丁で細かくきざみ、大根なますに、人参といっしょに入れると、味がぐっとよくなるといいます。 
ガンゾウ
標準和名 タマガンゾウビラメ
地方名 ガンゾウ、ガンゾウガレイ、ガンザ、ヒガレイ、デベラ、デビラ
分類 カレイ目ヒラメ科
分布 砂泥底
産卵  3〜8月(盛期5〜6月)
ガンゾウ漁期と市場価格
漁法  底びき網
料理 干物、刺身