
本県の面する備讃瀬戸は、全国一船舶航行数が多い航路が存在しており、常にタンカーなどの海難事故等による流廃油事故が発生する危険性があります。このような流廃油事故が発生した場合は、次のような処置をしてください。
流油を発見した場合は、直ちに漁業協同組合へ連絡してください。漁協はすぐに県水産課、県漁連、海上保安部(署)などの関係機関に通報連絡してください。
・最初の確認事項
流出している油の種類により対応が異なるため,まず油の種類を把握する。特にタンカー事故等大量の油が流出し、油の種類についての情報を入手していない場合は現場周辺には立ち入らない。ガソリン、原油等の場合は発生したガスによる中毒、火災爆発の危険がある。海上保安部等の指示があるまで待機してください。
・港内等での対応方法
港内など沿岸の潮流の弱い場所において、重油等のガスの発生の危険性のない油であることが確認された場合は、拡散防止のためオイルフェンスで囲み、吸着材で処理する。油処理剤の使用はできるだけさけ、もし使用する際は水産生物への影響を配慮し、使用基準に従う。
・のり、かき、はまちなどの養殖漁場近辺での対応方法
流油の移動を予測し,養殖場の潮上に流れに沿う形で階段状にオイルフェンスなどを張り、徐々に流向を変える方法で養殖場内への流入を防ぐ。(0.5ノット以上の潮流があれば流れる方向に直角にオイルフェンスを張っても,オイルフェンスの下から流れてしまい,漁場への流入を防ぐことはできない。
移動可能な小割生すなどは、他海域へ移動する。のり網は、セットを水面下に沈めて油の付着を防ぐ。育苗期の場合は,期間を短縮し冷蔵庫へ一時入庫することも対応方法の1つである。
油が付着したのり網は、のりを摘み取り陸上で廃棄処理するか、直ちにポンプなどで油を洗い落とす。干出させると油が固着するので絶対しない。杭、浮子などに付着した油は、ウエスなどで拭きとる。
