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五色台に見られる人々の思い
お寺の屋根
白峯寺山門の写真

白峯寺山門

白峯寺は、四国八十八ヶ所第81番札所で、真言宗のお寺である。「白峯寺縁起」では、弘法、智証両大師によって建てられたと説明されている。緑に包まれた静かな境内には、山の地形に合わせてたくさんの建物が配置されている。これらの建物をよく見てみると、さまざまなつくりの屋根があることに気付くだろう。屋根は形や葺く材料によって、その雰囲気が大きく違い、建物の外観上も大きな役割を果たしている。

まず、形であるが、白峯寺で見られるものは次の3つである。

切妻造

切妻造

入母屋造

入母屋造

宝形造

宝形造

切妻造は、本を半開きにして伏せたような形で、日本古来の基本的な形式とされている。入母屋造は、切妻造の周囲にひさしがついてできたものと考えられる。宝形造は「方形造」とも書き、屋根面が頂上の一点に集まる。屋根の傾斜面は、直線的なものと曲線的なものがあるが、屋根を形で分類するときは、それは考えないでよいだろう。次に屋根を葺いている材料であるが、日本のお寺では本瓦が一般的であり、白峯寺にある建物の多くも本瓦葺である。本瓦が使われるようになるのは、6世紀の終わりに百済から瓦博士が渡来し、飛鳥寺が建設されてからのことである。本瓦葺は、丸瓦と平瓦を交互に並べたもので、とても重いつくりになっている。

本瓦葺の写真

本瓦葺

軒丸瓦(巴文)と軒平瓦(唐草文)の写真

軒丸瓦(巴文)と軒平瓦(唐草文)

檜皮葺の写真

檜皮葺

これらの丸瓦や平瓦のうち、主に軒先に並ぶ軒丸瓦や軒平瓦と呼ばれる瓦には、巴や唐草などの文様がついており、さまざまな趣向がこらされている。このような本瓦葺に対し、丸瓦と平瓦を1枚にまとめた略式瓦を並べるものを桟瓦葺という。これは、江戸時代の中ごろに、軽くて安い瓦を作るために考え出されたもので、今日多くの住宅の屋根に用いられている。瓦葺以外では、※檜皮葺が頓証寺殿などに見られる。檜皮葺は、檜の皮を適当な大きさにし、それを屋根に打ち付け何枚も重ねている。この葺き方は、日本独特の方法で、平安時代以降に寺社の屋根に用いられるようになった。
※2005年の改修により、頓証寺殿は銅板葺となりました。
白峯寺案内略図イラスト

白峯寺案内略図

右図は、白峯寺の案内略図である。それぞれの建物の屋根がどんなつくりか観察してみるのもおもしろいだろう。
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