このたび、香川県ひきこもり地域支援センター開設の運びとなりました。
初めて「社会的ひきこもり」をめぐる地域精神保健活動のガイドラインが厚生労働省から示されたのが平成13年5月のことで、いま、ちょうど10年が経過しました。当センターでもこれまで「社会的ひきこもり」を重要な課題と位置づけ、取り組んできたところです。しかし、この間、ひきこもりの課題は社会現象としてさらに拡がりを見せました。
「社会的ひきこもり」は一つの現象の呼び名であって、病気の名前ではありません。なかなか複雑で、精神障害であるのか、社会状況を反映しているのか、個人の病理か、家族の病理か、また、そのいくつかが複合した事態なのか。いずれにしても”ひきこもる心を理解する”視点をおろそかにしたままで、支援や対策だけを言い立てても事態の解決に繋がるとは思えません。
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