芸術文化の振興による魅力の向上について平成10年3月 芸術文化の振興による魅力の向上検討プロジェクトチーム |
1 芸術や文化に対する関心の高まり
社会経済の成熟化・生活水準の向上・自由時間の増大・心の豊かさを重視2 個性を磨き、魅力を高める地域づくり
高速交通体系の整備・情報化の進展・人、物、情報の交流や連携の活発化3 本県の基本目標(香川県21世紀長期構想)
物心ともに豊かで、活力に富み、文化の香り高い魅力ある田園都市香川の形成4 調査目的等
個性的な芸術文化を活かして効果的に情報発信し、本県の魅力を高める。 → 絵画や彫刻、漆芸等を中心に検討
多島美を誇る美しい瀬戸内海に面し、豊かな自然と長い歴史のなかで培われた芸術文化は本県特有の個性、魅力を形成している。美術館等に収蔵されている芸術作品はもとより、往時の生活を偲ばせる民俗資料、民家等の歴史的建造物は地域の貴重な資源となっている。
本県には多彩な芸術文化が蓄積されているが、なかでもイサム・ノグチが創作活動の拠点とした牟礼・庵治両町を中心とする庵治石などの石彫、高い芸術性を誇る漆芸は全国に誇りうる地域の資源である。また、日本最古の芝居小屋旧金毘羅大芝居を活用しての歌舞伎公演が全国の注目を集めている。(1) 石彫
(2) 漆芸
- 庵治石の特徴と歴史
- 代表的な作家
イサム・ノグチ、流 政之、速水史朗- 拠点施設
イサム・ノグチのアトリエ(3) 伝統芸能
- 漆芸の特徴と歴史
- 漆芸技術
- 代表的な作家
玉楮象谷・磯井如真・香川宗石・音丸耕堂・明石朴景・大西忠夫・磯井正美・太田 儔
- 四国こんぴら歌舞伎大芝居
- 屋島篝火歌舞伎
- 中山農村歌舞伎
- 丸亀城薪能
香川県歴史博物館(仮称)の整備をはじめ漆工芸の後継者育成に努めるなど幅広い振興策を展開している。
石彫や漆芸をはじめ本県の優れた芸術文化は愛好家など一部を除き、全国的にはあまり知られていない。(1) 美術館等が分散している。
(2) 情報発信が効果的に行われていない。
(3) 購入等で身近に触れる機会が少ない。
(4) 地域イメージと明確に結びついていない。
1 施設の魅力を高める
- 展示施設等のネットワーク化
- 県民の参加
- ニーズへの的確な対応
2 拠点づくりを進める
- 彫刻の拠点づくり
- 漆芸の拠点づくり
- 県立美術館の整備
3 担い手を育てる
- 創作活動拠点の確保
- 芸術家と県民の交流促進
- 作品発表の場づくり
4 効果的な情報発信を行う
- 資源のデジタル映像化
- インターネットの活用
- メディアとの共同企画の推進
- 総合案内書等の作成
- 展示会・イベントの開催
- 観光資源としての活用
- 量販対象商品の開発
- イメージアップ施策への活用
ここで示した方策は県民の参加を求め、県、市町、関係団体等がそれぞれの立場で、あるいは協調連携して取り組む方向を示したものであり、関係課を中心に適宜、具体化に努めてまいりたい。
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