香川の酒 さぬきよいまい

酒米「さぬきよいまい」

「さぬきよいまい」の特長

  1. 穂数が多く多収である
  2. 千粒重が大きい
  3. 玄米タンパク質含有率が低い

「さぬきよいまい」の品種特性

  1. 「さぬきよいまい」は「オオセト」を母、「山田錦」を父として交配して育成した酒米用品種である。
  2. 酒造原料米「オオセト」に比べて、千粒重は3g程度重い極大粒の品種で、玄米タンパク質含有率が低く、酒造原料米に適する。
  3. 醸造適性はおおむね「オオセト」と「山田錦」の中間的性質を示し、酒の官能評価はバランスが良く、ふくらみがある。
  4. 出穂期は「オオセト」より9日程度遅く、成熟期は12日程度遅い「中生の晩」である。
  5. 草型は“穂数型”で穂数は多く、稈長は「オオセト」と「山田錦」の中間である。
  6. 耐倒伏性は「オオセト」より劣るが「山田錦」より優る。
  7. 収量は「オオセト」より多収で、玄米の外観品質は“中の中”で「オオセト」とほぼ同等である。
各米の穂の長さ 各米の粒の大きさ
左より山田錦,さぬきよいまい,オオセト 左よりオオセト,さぬきよいまい,山田錦
上段:籾,下段:玄米

「さぬきよいまい」の特性概要

品種名
さぬきよいまい
オオセト
山田錦
熟期
草型
中生の晩
穂数型
中生の早
中間型
中生の晩
中間型
出穂期(月日)
成熟期(月日)
9/01
10/10
8/23
9/28
8/31
10/11
稈長(cm)
穂長(cm)
穂数(本/m2)
75.4
18.4
455
65.9
19.8
338
97.4
20.0
378
芒の有無・長さ
ふ先色
脱粒性
耐倒伏性

有・中


有・短





いもち病抵抗性
推定遺伝子型1)
Pita-2 Pita-2,a
穂発芽性 やや易
精玄米重(g/m2)
同上対オオセト比(%)
容積重(g)
玄米千粒重(g)2)
571
107
811
27.0
536
(100)
787
23.9
500
93
789
25.9
外観品質3)
玄米の形状(長さ×幅)(mm)
心白発現率(%)4)
玄米タンパク質含有率(%)5)
中中
5.5×3.1
2.2
7.7
中中
5.3×3.0
1.7
8.4

5.5×3.2
51.4
8.4
調査地 香川県農業試験場
調査年次 2003〜2005年
栽培条件 稚苗移植栽培6)
注1)東北農業研究センターによる検定結果.
  2)粒厚1.8 mm以上で測定.
  3)達観による上上〜下下の9段階評価,一般米の基準で評価.
  4)心白発現率は2002年と2003年の平均.
  5)近赤外分析計(S社製GS-2000)による測定値(乾物換算).
  6)5月27日播種,6月16日移植(3ヵ年平均),18.5株/m2,施肥:6g/m2(N成分).

酒米「さぬきよいまい」の生産状況

年産
生産量(t)
面積(ha)
平成18年産
13.4
2.7
平成19年産
72
14
平成20年産
88
20
平成21年産(計画)
100
20
目標
300※
60
※県内酒造業者のオオセト使用量の約半分