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産地情報

ノリ

豊かな讃岐の海で育ったノリは「ザ・ノリ」といわしめる味わい

地濱水産,地濱 秀生さん
生産者名 高松市浜ノ町
地濱 秀生さん
団体名 有限会社 地濱水産
団体所在地 高松市浜ノ町29-14
TEL番号 (営業担当直通)
090-4503-3338
(代表)
087-822-4026
出まわり時期
通年
初摘みのりは例年1月から販売
生産者おすすめの食べ方
巻き寿司、手巻き寿司、おにぎり、つくだ煮、ノリのすまし汁
購入できる場所
(香川県内)
喜代美山荘花樹海 売店リーガホテルゼスト高松 売店、栗林公園内 売店、JRカタログ販売
(香川県外・東京都)
銀座めざマルシェ7F、新橋せとうち旬彩館、徳島・香川トモニ市場

 瀬戸内海に面した香川県では、ノリの養殖が盛んで、県内漁業を支える主要産業です。12月下旬頃に収穫されるうぶノリは、「初摘みノリ」や、「一番摘み」と呼ばれ、加工すると黒々とした光沢を持ち、柔らかく、豊かな風味を味わえるとあって、評判を呼んでいます。
 取材にうかがった「地濱水産」では、豊かな瀬戸内海で養殖した、一番おいしい時期のノリを、収穫の翌日に加工し、板ノリにして出荷。年内にとれたノリは、年内中に売り切る主義を貫いています。保存技術が発達したとはいえ、良いノリも年数がたつと風味が徐々に損なわれていきます。「鮮度が高いものほど香りが良く、ノリ本来の味を楽しめます。そのことを知ってもらいたく、直販をはじめました。」と、こだわりのある地濱社長は語ります。
 今年とれた自慢の「味付けのり特上一番のり」をいただきました。口に近づけた瞬間、ふんわりと味覚を刺激する香り、パリッとした食感、口解けの良いなめらかさに驚かされます。「ノリ本来の味」とは、まさにこのこと。香川県産ノリが、利用している飲食店から、高く評価されていることもうなずけます。
 この一番のりは、例年、12月下旬に収穫、加工され、1月上旬から発売される予定です。讃岐の海で育てた、自慢の「ノリ」、ぜひ味わってみて。

香川県,のり,初摘みのり ■ノリ養殖に適している瀬戸内海
ノリの養殖に欠かせない栄養が、窒素やリンといった栄養塩です。瀬戸内海は、天候にもよりますが、例年、栄養、海水温が安定しており、品質の良いノリが生産される理由の1つになっています。

瀬戸内海ののり ■黒々とした光沢が高品質の証
全自動ノリ乾燥機から出てきたノリは、見るからに品質のよさがうかがえます。出回っているノリの色は、様々。「墨に近い黒色をしているものが、品質の良いノリの証拠」と、地濱社長が教えてくれました。

作業内容
潜り船 ■潜り船による収穫作業
潜り船と呼ばれる作業船でノリの収穫を行っています。潜り船は、網をすくい上げ、網の下に潜りこみ、船の上部に取り付けたカッターで、刈り取る仕組みになっています。この潜り船は、地濱社長の父、先代の輝男さんが考案した方法で、現在では、ノリ養殖業者に広く取り入れられています。

浮流式 ■ロープ状のいかだに網をはった浮流式
香川県では、主にノリ網に浮きを付けて、海面に浮かべる「浮流式」で養殖が行われています。11月頃水温が18度になると、ノリの苗を付けた網を海面に張る、「本張り」の作業をします。ノリは、10〜15日間で20〜30センチに成長し、刈り取られていきます。刈り取った後も成長し、1つのノリ網から、海の栄養が少なくなる2〜3月までに、9回ほど繰り返し収穫します。

のりを毎日収穫 ■ピーク時には、毎日収穫
嵐の日以外は、朝7時から11時頃まで毎日収穫作業が続きます。12月下旬頃にとれる最初のノリを「一番摘み」、2〜3番摘みまでのものを「うぶノリ」といい、風味、食感ともに優れた、おいしい高級品です。

ノリをすぐに加工 ■収穫されたノリをすぐに加工
港に帰って、貯蔵タンクにノリを収容します。貯蔵されたノリは洗浄後、裁断されミンチ状になります。この生ノリの状態のものを使った、しょうゆ仕立ての「ノリの汁」は、生産者の間で絶品料理といわれています。生ノリが手に入ったらせひ試してみて。

ノリ乾燥機 ■工場の半分を占めるノリ乾燥機
全自動ノリ乾燥機や、自動ノリ選別機を使い、乾(ほし)ノリにして出荷。先代の頃は15人ほどで手作業されていた、それぞれの工程(ノリをすく、四角の枠で成形、水分をしぼる、乾燥、不良品をはじく、100枚単位で帯封)を、機械が代行しています。ただし、最終的には、人の目でていねいに検査し、良品だけを出荷しています。

香川のノリ ■高い評価を得ている香川のノリ
地濱水産では、出荷ピーク時の1月頃、1箱に3600枚入りの箱で、17〜20箱出荷しています。県外でも香川県産のノリは、業者間でも高い評価を得ています。有名産地のものと比べても同等の価値ありと、いわれていますが、ブランド化が進んでおらず、有名産地のものより安値で取り引きされる点が悩ましいところ。更なる広報活動を通じて、ブランド化をすすめていきたい県産品の1つです。

自慢のノリ ■自慢のノリを味わってほしい
ノリの養殖と、乾ノリ工場を運営している地濱水産では、一番おいしいといわれる時期に収穫される「初摘みノリ」の良さを広めたいと、2007年(平成19年)に、直営販売店「海苔ギャラリーちはま」をオープンさせました。「今年とれたノリは今年売る」という信念を持ち、工場直販の利点をいかして、お求めやすい価格にて販売しています。通信販売で購入も可能なのでぜひアクセスしてみて。サイト「有限会社 地濱水産」はこちら
また、「酔灯屋」「寿司処 福家」「たらふく寿司」等の高松市内飲食店にて味わうこともできます。