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産地情報

オリーブ

国産オリーブ発祥の地から、新鮮なオリーブをどうぞ

小豆島,オリーブ,柴田 英明さん
団体名 香川県農業試験場
小豆オリーブ研究所
主任研究員:柴田 英明さん
団体所在地 小豆郡小豆島町池田2519-2
TEL番号 0879-75-0033
生産者名 香川県農業試験場
小豆オリーブ研究所
主任研究員:柴田 英明さん
出まわり時期
10〜2月
生産者おすすめの食べ方
オリーブオイル、新漬けオリーブ、ライプオリーブ(完熟黒オリーブ)、ペーストオリーブ、オリーブ茶、オリーブサイダー、等食品加工品。化粧水、せっけん等化粧品。
購入できる場所
県内小売店
直売所

 オリーブは、出荷量日本一であり、香川県の県花、県木にも選ばれています。オリーブ栽培のきっかけは、1908年(明治41年)に試験栽培された三県※のうち、小豆島に植えられた苗木だけが、根付いたからです。オリーブの栽培が盛んであるのは、瀬戸内海に面した小豆島は、世界でも有数のオリーブの産地イタリア等に近い気候であるからといわれていますが、それは間違いです、と案内人の県小豆オリーブ研究所の柴田研究員は語ります。

 オリーブは、乾燥地を好み、おだやかな気候の地で育つ外国由来の樹木であり、梅雨や台風のある日本でオリーブを育てるのはとても大変な作業といえます。

 春、花が咲き、実が大きく成長していく6〜9月頃は、梅雨や台風の季節にあたります。傷つきやすいオリーブの実にとって、雨や風は大敵です。また、湿気による病気や害虫発生にも悩まされます。若い苗木は根がしっかりしていないので、倒れないよう対策が必要です。生産に関わる方の努力の結果、小豆島でのオリーブ栽培面積が広がってきたのです。

 小豆島では、主にミッションという品種を栽培しています。漬物用(テーブルオリーブス)と、オイル用どちらに加工しても良品ができるとあって、栽培地が広がっています。次に栽培量が多いのは早生タイプのマンザニロ(マンザ)という品種で、初物オリーブの新漬けは、このマンザニロがほとんどです。毎年、オリーブファンが楽しみにしているオリーブ新漬けの解禁は、10月10日としており、春先まで販売されています。

 研究所では、様々な苗を育てていて、どの品種が栽培に適しているか等の、品種改良の研究が続けられており、将来、香川県オリジナル品種のオリーブと出会えるかもしれません。オイル用になるオリーブの収穫は、11月中旬頃から始まり、収穫後すぐ搾油され、出荷されていきます。品種やブレンドにより、風味が違うのでテイスティングができる施設があればぜひ味わってみて。

 現在香川県内では、高松市国分寺町、多度津町、三豊市でもオリーブ栽培の取組みが始まっており、栽培地が広がっています。

※1908年(明治41年)に試験栽培された三県とは…三重県、香川県、鹿児島県

小豆島 ■様々なオリーブが栽培されている小豆島
小豆島で栽培されている品種で収穫量の80%を占めているのが、新漬け※にもオイルにも向くオールマイティな品種「ミッション」です。このミッションは6〜7メートルくらいの大木になります。オリーブ新漬けのトップを切って出回るのが「マンザニロ」です。丸くて、かわいらしい形をしており、スペイン語で「小さなリンゴ」という意味なんだそう。新漬けでいただくと、実は柔らかく、口の中で旨味のあるオイルが広がります。他にも「ネバディロ・ブランコ」「ルッカ」や、晩生の「アザパ」、大型の「カラマタ」等、たくさんの品種を研究、試験栽培し、普及に努めています。また、加工品もたくさんあり、オリーブの葉を使った加工品では、お茶に利用されることが一番多く、パウダータイプはソフトクリーム、シフォンケーキにも利用されています。最近では養殖ハマチにオリーブ葉粉末を加えたエサを与えて育てている「オリーブハマチ」も有名です。

※新漬け(しんづけ)とは…オリーブ緑果のシブを抜いたものを塩水で漬けたオリーブの漬物のこと。

産地が増加 ■小型の採油機の登場で産地が増加
高品質のオイルの生産は、収穫後、すぐ加工することが必要で、農園に採油施設がある、もしくは近いという条件がそろわないとオリーブオイルの生産は難しいといわれています。2000年頃、果実50キロから採油できる小型の機械が輸入されたことにより、県内では小豆島以外にも、高松市国分寺町、仲多度郡多度津町、三豊市仁尾町、県外では九州等でも大規模栽培が始まっています。

品質テスト ■収穫時期の判断になる品質テスト
県小豆オリーブ研究所では、10月以降、毎週、オリーブ果実中のオリーブオイルの調査を行っています。違う畑で育った同じ品種の果実を粉砕・撹拌・遠心分離し、浮き上がってくるオイルを分離します。メスシリンダーで含油率を調査し、酸度等の品質を調査します。出荷農園によって果肉の色やオイル含有量の違いがよく分かります。調査結果をまとめ、報告しているので、採油会社は収穫適期の判断ができる大事な資料となっているそうです。
作業内容
手摘みで収穫 ■新漬け用は手摘みで収穫
「収穫しているものはマンザ(マンザニロ)です。緑果塩蔵(りょっかえんぞう)します。」職員が、はしごをかけ、1つ1つていねいに収穫したオリーブは、敷地内の施設で選別されます。


オイル用 ■オイル用は一斉収穫をしていく
オリーブは収穫直後から品質低下が始まるといわれており、一斉に収穫し、スピーディにオイルへ加工していくことが理想です。小豆島では、手摘みで収穫していますが、プラスティックの熊手(ハンドレーキ)や振動で揺らして実を落とす電動式振動収穫機も使用します。

オリーブ新漬け ■高品質なもののみが新漬けオリーブに
選果作業をしている机の上は、黄緑色の粒でいっぱいです。新漬けになるオリーブは、横幅が14ミリ以上の大きさで、色、傷の有無、形を見て高品質なものを選別していきます。

オリーブ新漬け ■オリーブ新漬けはいかが?
東洋オリーブ(株)は、自社農園があり、栽培、採油、加工、販売まで一貫生産が可能であることから、さまざまなオリーブ製品を販売しています。10月中旬から約1ヶ月間は、新漬け生産のピークを迎えます。外国産のように発酵せず、シブ抜きをして塩水に漬けただけのシンプルなお漬物です。案内人、東洋オリーブ(株)の柴田隆さんは「新漬けは好きなけん、どんぶり1杯食べる時もあるよ」とのこと。オリーブ特有のほのかなオイル感が楽しめるオリーブ新漬け。手が止まらない方がいるのも納得です。

オリーブ加工品 ■様々なオリーブ加工品を味わって
黒く色付いた完熟オリーブを漬物にした「ライプオリーブ」は、小豆島の直売所のみで販売されている貴重な品です。完熟を使用しているので、とろっとしたオイル感があり、出回る時期を待ち構えているファンもいるほど。熟れているオリーブは油分含有量が多く、果肉が柔らかいので新漬けにするには、手間がかかるため、大量生産ができません。また、完熟オリーブを絞って精製されるオイルは、ポリフェノール由来のほのかな苦味と、辛みがあり、スパイシー、フルーティさのバランスを見ながら、ブレンドをしています。多様なオイルがあるので、好みのオイルを見つけてみては。

※パッケージは変更になることがございます。予めご了承ください。
※商品に関するお問合せはこちら…東洋オリーブ株式会社
TEL番号:0879-75-0260 フリーダイアル:0120-750-271