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産地情報

三豊なす

水分が多くて、やわらかく、とろける旨さで人気急上昇中の大型ナス。

香川県産ミニトウガンを生産している北條さん
団体名 香川豊南農業協同組合営農部
団体所在地 観音寺市大野原町大野原1931
TEL番号 0875-54-3124
生産者名 観音寺市大野原町
大西 利明さん
出まわり時期
7月〜10月
生産者おすすめの食べ方
トロリとした食感が楽しめる、蒸しナス、焼きナス、マーボナス、天ぷら。辛子漬け、塩漬け等漬物。
購入できる場所
県内小売店

 普通のナスと比べて3倍ほどにもなる大きなナス。徐々にファンが増えてきています。香川県西部では、40年ほど前から栽培されており、この地区ではおなじみの食材で、ナスといえば三豊なすというほどでした。当時から一部出荷されていましたが、県内では、あまり流通しておらず、ほとんど知られていなかったようです。よく売られている千両ナス等、他の品種と比べて、収穫日数が約25日と長く、日持ちがしないということで、地元でほとんど消費されていたのがその理由のようです。実がやわらかく、皮が薄いので、とろけるような食感です。おいしい三豊なすを、たくさんの人に知ってもらいたいと、地元生産者がPRにのりだし、県内各所で販売中です。見かけた時は、ぜひ購入して三豊なすのを味わってみて。

香川県産ミニトウガン ■とろりとした食感を楽しんで
三豊なすは、生で食べてみるとほのかな甘味があります。また、柔らかくて種も少なく、皮が薄いので、皮をむかなくても味がしみ込みやすいのが特徴です。辛子漬け、塩漬け等の漬物、天ぷら、マーボナスのような炒め物で調理しても、とろりとした食感を楽しめます。

ミニトウガンの煮物 ■蒸しナスは最高!
生産者大西さんの家では、蒸しナスにして、ポン酢につけて食べる調理法が人気なんだそう。フライパンにアルミホイルをしき、ヘタ部分を切り落とした三豊なすを強火で6分、裏返して6分と蒸焼きにするだけと、作り方は簡単。ナス自身の水分で蒸され、黄金色になった実が口の中でとろけます。地元でもこの食べ方が一番という方も多そうです。また、天ぷらも絶品で、揚げたては、衣の中で、とろりとなったナスの味は最高です。ソースにつけて食べるのもおすすめです。日持ちがしないので、購入したらすぐ調理するのがおいしく食べられるコツです。

レシピつきミニトウガン ■生産がはじまったのは1970年頃
大西さんが生産をはじめたのが1970年頃。当時、この観音寺市地域ではタバコの生産が盛んでした。火を焚いてタバコを乾燥させる小屋があり、火が落ち着いたおき火に三豊なすを放り込み、焼きナスにして、よく仲間と食べていたそうです。「ありゃうまかったぞ」と、思い出のエピソードを語ってくれました。最近まで、地元でのみ流通していましたが、このおいしいナスを広めたいと、生産者が積極的にアピールするようになり、県内小売店に並ぶようになりました。

作業内容
たわわに実るミニトウガン ■手入れもこまめに
芽かきや葉をつみ取る作業をすることで、栄養が分散され、良い実に成長していきます。また、風通しをよくすることによって、病気になりにくく、害虫予防にも。害虫の中でも、ナスの実とヘタの間に入り込むアザミムシには悩まされるそう。この害虫がついた三豊なすは、形が変形する、白い筋が入る等し、見栄えが悪くなります。他のナスに被害が及ばないよう、1つ1つていねいに見てまわり、形のおかしいものを見つけたら実ごとつみ取り、予防していきます。

ミニトウガンの煮物 ■あざやかで大きな花は良品に成長
細い枝に咲いた色の薄い花は、芽かきをしなくても、自然に落下するそう。「生理落下言うて、弱い花は自分から落ちる。自然界の摂理にかなっているようだ」と、同行したJA香川豊南(ホウナン)の谷川さんの話。太い枝に、大きく咲き、紫色が濃い花は、良い実に成長する証なんだそう。

ミニトウガンの枝 ■来年の収穫を楽しみに、種を保管
来年の収穫のために種を保存、3月頃苗を作っている業者に渡し、4月頃苗が帰ってきます。苗を1ヶ月間ビニールハウスで育て、5月に入るといよいよ畑に植付けます。だいたい20〜25日くらいかけて生育しますが、早いものだと例年6月20日頃に初出荷をむかえます。冷たい西風が吹き、畑に霜が降りる10月末まで出荷作業は続きます。