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うず巻きもち

うずまきもち写真
伝承されてきた背景
 うずまきもちは、引田に昔から伝わる伝統的なお菓子。甘味をおさえた上品な味が何とも言えないおいしさです。
 うずまきもちのうずは、「鳴門の渦」を表していると伝えられています。
 昔、鳴門の海は引田の大事な漁場でした。ところが、蜂須賀公が阿波(徳島県)の殿様になられてから、鳴門の漁場を追われてしまいました。そこで、渦だけは引田のものとして、お菓子にその思いを託して残したと言われています。だから、引田では、ご先祖様にお供えしたり、ピンクの色がほんのりついているところから、節句のお祝いに作ったりして鳴門の漁場を懐かしんでいるそうです。

主な伝承地域
東かがわ市引田地区

材  料
20切れ分
  • こしあん 500g
  • 小麦粉  50g
  • だんご粉 250g
     (もち米粉200gとうるち米粉50gを合わせる)
  • 片栗粉  適量
  • 食紅

作 り 方



(1) こしあんに小麦粉を入れ、しっかり混ぜてから強火で30分蒸す。だんご粉は、200ccのぬるま湯で耳たぶくらいのかたさにこねてひとまとめにし、同様に蒸す。
(2) (1)のこしあんは粘りが出るまでよくこねたら、片栗粉を敷いたまな板などの上でめん棒を使ってのばす。
(3) 厚さ1cmくらいにのびたら、めん棒を使って長方形(約30cm×25cm程度)に整えていく。
(4) (1)のだんご(5分の1は別にとっておく)もよくこねて(熱いのでボールにとり、すりこぎでつくとよい)、なるべく温かいうちに、こしあんと同じ大きさの長方形にのばす。
(5) (4)で別にとっておいただんごに食紅を混ぜ、赤く染める。さらに5分の1を別にとっておく。白いだんごと同じ幅(30cm×5cm程度)に延ばして5cmほど重ねて上に置く。この時、生地の重なる面がくっつきやすいように、片栗粉をふきんでふき取っておく。
(6) (5)の上にこしあんを重ねる。(5)と同様に、重なる面は全てくっつきやすいように片栗粉は常にふきんでふき取っておく。
(7) (5)でとっておいた赤いだんごを細長く延ばして、(6)の手前に置く。
(8) (7)をしんにして、きっちりとしっかり巻いていく。あんやもちがはみ出さないように、両端を押さえながら巻く。
(9) 巻き上がった(8)の直径が7〜8cmくらいになるまで、長く延ばしていく。延ばしすぎると渦が崩れるので注意すること。
(10) 扱いやすいように、適当な長さに切る。
(11) 食べやすいように1cm程度の幅に切る。くっつきやすいので、1枚ずつラップにくるむとよい。
※ うずまきもちは、1日たつと固くなってしまうので、少し焼いたり、電子レンジで温めて食べるとよりいっそうおいしくなる。
伝承一口メモ

 昔は、農家ではサトウキビを栽培しており、茶色くて粘いゴミザトウ(白下糖)を使って小豆でこしあんを練り節句や法事にうず巻きもちを作っていました。
 現在、家庭ではあまり作られなくなっていますが、法事には地元のお菓子屋さんに頼んで作ってもらい、なくてはならないお供えものです。
 平成7〜8年頃、引田町立幼小中学校の学校給食の給食週間の献立の中で、香川県の郷土料理のひとつとして供され、「引田の味」として給食だよりで紹介されたことがあります。

■こしあんの作り方

○材料(こしあん約500g分)
 ・小豆200g
 ・砂糖200g
 ・塩(甘みを引き出すための隠し味)少々
※砂糖と塩の量は、自分のお好みで調整してください。

○手順
  1)小豆を洗い、火にかけ、沸騰したら、ゆで汁を捨てる。(アクを除く)
  2)水を加えて弱火にし、柔らかくなるまで煮て、すり鉢でよくする。(この時水分を残して、ミキサーにかけるとよい)
  3)ザルに布巾をしいてこし、絞って水分を除き、残ったあんを鍋に入れて、砂糖(あん1カップに対し、砂糖100〜150g)を2〜3回に分けて加え、弱火で詰める。
  4)塩を少し加えて、甘みをひきたたせる。