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豆茶飯(り豆の茶飯・奈良茶飯)

豆茶飯写真
伝承されてきた背景
 小豆島は、400年の伝統をもつしょう油製造の土地です。海上運輸の要所でもあったこの地には、しょう油作りにかかせない良質な大豆が、船で大量に運ばれてきました。豆茶飯は、交易が盛んだった頃にそうめんとともに奈良から伝わったと言われています。当時の小豆島においては、大豆栽培が盛んに行われていました。島で栽培された大豆は“ う大豆”と呼ばれ、豆がら を畑にわすのが特徴です。栽培に手間がかからず、病害虫にも強いところから、この大豆を利用した味そ作りや大豆料理が、地域で盛んに作られていました。その一つが家庭で作り継がれている「豆茶飯」(り豆の茶飯)です。
 かつて、内海町苗羽のうまでは、人の死後、仕上げから四十九日までの七日目ごとに、近所の人がお看経かんき (念仏を唱える)をあげに集まって来てくれました。その折のもてなしが、豆茶飯でした。古くは、奈良茶飯とも言ったようです。奈良県との関連がうかがえます。
主な伝承地域
小豆島全域

材  料
4人分
  • 米     3合(420g)
  • 大豆   1/2カップ(80g)
  • 塩    小さじ1
  • 番茶   大さじ2(5g)
  • 薄口しょうゆ   小さじ2

作 り 方
(1) 米は研ぎ、ざるに上げておく。
(2) 大豆は、弱火でしんまでふっくらと った後、熱いうちにの中に入れ、1升ますの底で押さえてこすり、皮をとり、さびる。(の縁を両手で持ち、上下に動かすと皮が飛ぶ)
(3) 番茶を香りよく入れて用意する。
(4) 炊飯器に米と(2)の大豆を入れて、米の1割増しの(3)を加え、薄口しょう油と塩で調味してたく。
(5) 蒸せれば、さっくりと混ぜて茶碗に盛りつける。
伝承一口メモ

 近年、お茶の生理的効用が注目され、大豆のイソフラボンも話題になっています。お茶の香りと、ほうろくで薄く焦げ目がつく程度にった大豆の香りは、さわやかなお茶の香りとあいまって、食欲をそそります。
 好みで、刻んだ昆布を加えてごはんをたきますと、だしの味がお茶と合って、彩りもよくおいしいです。また、甘煮のくり、ゆで小豆などをのせる家もあります。