香川県埋蔵文化財センター

センターだより2018年(6月・7月・8月)

 

遺跡見学「讃岐国府跡と新宮古墳」を行いました。 


 
 朝から太陽が照り付けるなか、7月31日に遺跡見学「讃岐国府跡と新宮古墳」を行い、小学生7名、保護者4名が参加しました。
この日は、埋文センターとともに長期間にわたって讃岐国府跡探索事業を支えたミステリーハンター(国府ボランティア)2名がガイドをつとめました。 
 最初は新宮古墳から。坂出市府中町周辺が、讃岐国府が置かれる直前には政治的・経済的にどのような情勢であったかを知るヒントを得るためにぜひ訪れてほしいところです。遺体を埋葬する横穴式石室の大きさにはびっくりしたようでした。 

 そのあと、南海道、開法寺塔跡、讃岐国府跡の発掘調査地を見学しました。現在はのどかな田園風景が広がりますが、奈良・平安時代の、都を中心とした律令国家が整えられていく時代には、讃岐の中心として、広い官道(南海道)がとおり、国府の大きな建物が建ち並び、遠くからも見えたであろう開法寺の塔がそびえたつ当時の情景を、時代背景を織り交ぜつつ優しい語り口で説明しました。
 子どもたち以上にとても熱心だったのがお母さん方。暑さもものともせず、資料を片手にガイドに熱心に質問していました。ぜひまた一緒に遺跡めぐりをしたいと思います。(8月2日) 

遺跡見学 遺跡見学
新宮古墳の石室の前 開法寺塔跡の礎石 柱の大きさはどのくらい?

 

新しい展示が始まりました 

 723日から第2展示室で「発掘でわかった暮らしの中の木の道具」を開催しています。木器をテーマにした展示は9年ぶりです。
 発掘調査では、木は土中では分解され、ほとんど残ることはありません。しかし、水気の多い河川跡や井戸跡など木が腐りにくい環境のもとでは木器が多量に出土することがあり、木は古くからいろいろな用途に使われたことがわかります。
 今回の展示では、縄文時代から江戸時代までのいろいろな用途に使われた木器を展示しました。昔から木が人々の生活にどれだけ欠かせないものだったかを感じ取っていただければと思います。
 普段はあまり展示に出さない貴重な木製品を展示しましたので、この機会にぜひご覧ください。

 三豊市宗吉かわらの里展示館では「讃岐国府跡を探る9」が開催中です(85日まで)。宗吉瓦窯の貴重な瓦とともに、こちらもぜひご覧ください。(7月27日)

暮らしの中の木の道具 暮らしの中の木の道具
埋文センター 玄関 埋文センター第2展示室 木器の展示

宗吉  宗吉かわらの里展示館(三豊市)

体験講座「古代をたいけんしてみよう」を開催しました 

 
 
 
724日・25日に体験講座「古代をたいけんしてみよう 土器をつくろう、アンギン編みでポシェットをつくろう、編みかごをつくろう」を開催し、全部で61名の方が参加しました。
 外は記録的な猛暑でしたが、部屋の中も参加者の熱気でいっぱい。小学1年生から参加しましたが、センター職員やまいぶんボランティアのサポートを受けながらも、どの講座の参加者も途中で飽きることなく、おかあさんやおとうさん、一緒に参加した兄弟たちと意見や感想を交わしながら、目を輝かせて取り組んでいました。
 それにしても、びっくりしたのは参加者の子どもたちが器用なこと。土器、アンギン編み、編みかごのどの参加者も手際よく、形よくきれいに仕上げました。
 
まだ歴史を習っていない参加者も多かったですが、モノづくりはとても充実した楽しい体験だったようで、サポートしたセンター関係者としても楽しい時間を過ごすことができました。この体験をもとに、これからも歴史や埋蔵文化財に親しんで、埋文センターの見学や講座へ来てほしいと思います。(7月27日)
夏体験 夏体験
粘土の紐を積み上げて形にする(土器をつくろう) 最後にどんなもようをつけようかな!(土器をつくろう)
夏体験 夏体験
編目を間違わないよう、ひたすら編む
アンギン編みでポシェットをつくろう)
材料を交互に編みこんでいく(編みかごをつくろう)

まいぶんボランティア第1回打ち合わせ会を行いました 

 525日(金)にまいぶんボランティアの打ち合わせ会を行いました。まいぶんボランティアは、これまでの文化ボランティアとミステリーハンター(讃岐国府跡探索事業ボランティア)を統合したものです。旧文化ボランティアと旧ミステリーハンターのほぼ初顔合わせとなりましたが、時間がたつにつれ打ち解けた雰囲気となりました。
 今後は、埋文センターで実施する様々なワークショップでの参加者の製作補助や、国府周辺の遺跡ガイドなどに活躍する予定です。(6月1日)


ボランティア打ち合わせ1 ボランティア打ち合わせ
所長あいさつ 打ち合わせ終了後、みんなで火起こし研修!
 


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