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香川らしい国際協力プロジェクト

 地域の特性を活かした国際協力の必要性が注目されているなか、香川県では、平成13年度より独立行政法人国際協力機構(JICA)の協力のもと、県が有する知識、技術、ノウハウを活かし、 途上国の経済的発展と繁栄に貢献できる人材育成を支援するため、顔の見える国際協力を行っています。
 具体的には、開発途上国の自治体などから対象分野の研修員を本県に受け入れ、関係機関で研修を実施するとともに、本県からも専門職員を派遣し、両国間で相互理解を深めつつ、必要とする 知識、技術の移転を図っています。

これまでの実績
  • ○ ラオス(畜産・農業・看護分野における支援)
  • ○ マレーシア(水産分野における支援)
  • ○ カンボジア(環境・医療分野における支援)
  • ○ ベトナム(行政・保健医療分野における支援)
  • ○ パラグアイ(農業分野における支援)
平成26年度(2014年度)の概要
産業分野における支援(ラオス)

 ビエンチャン県バンビエン郡の住民は、農業や漁業を主な産業として生計を立てていますが、乾季の閉農期には、竹細工を作って販売し、現金収入を補っています。
 一方、香川県では、丸亀市を中心にうちわづくりが伝統産業として発展しており、この事業を実施するFUNFAN実行委員会(香川県、丸亀市、(公財)かがわ産業支援財団、香川県うちわ協同組合連合会、香川県デザイン協会、(社)日本グラフィックデザイナー協会(香川地区))は、うちわの製作技術やデザインに関する高度な知識と技術を持ち、国内外でうちわに関するイベントやワークショップなどを開催してきた実績があります。
 そこで、竹の扱いに慣れた現地の人々が新たな竹製品を製作し、所得向上と生活の安定化を図れるように、FUNFAN実行委員会の構成メンバーが中心となってそれぞれの強みを活かしながら、うちわに関する技術とノウハウをラオスへ提供しています。

研修員の受入

 バンビエン郡から、うちわの製作技術とマネージメント手法を習得するために研修員4名が来県し、うちわの港ミュージアム等で研修を受けました。

受入機関 香川県うちわ協同組合連合会、穴吹デザインカレッジ、坂出第一高等学校等
受入研修員
4名
農林省農林業開発普及局農林研修センター センター長 ラッタナ・パクサイソンバット
プロジェクト市場調査及び販売促進支援専門家 センマニー・ヴォンシ―パソム
プロジェクト実施対象地域住民 センアルン・ペンヴィハーン
プロジェクト実施対象地域住民 スリニャ・ワーリントゥ
受入期間 平成26年9月14日〜9月30日
研修内容 うちわの製作技術、デザイン技術

<ラオスからの研修員受入>
 9月14日から9月30日まで、ラオスから研修生を受け入れ、丸亀市の「うちわの港ミュージアム」他で、うちわの製作研修を実施しました。うちわの製作に初めて取り組む研修生も、うちわ職人による熱心な指導のおかげで、うちわを完成させることが出来ました。
<ラオスからの研修生受入:高知研修>
 ラオスからの研修生は、高知県いの町の「いの町紙の博物館」において和紙の研修を行いました。紙漉きの用具(簀桁(すけた))についての研修では、専門家からの説明に熱心に聞き入っていました。
<ラオスからの研修生受入:閉講式>
 約2週間に渡るうちわの研修を終えた研修生にJICA四国支部より修了証書が授与されました。

専門家の派遣
派遣先 ラオス人民民主共和国
ビエンチャン、バンビエン、ルアンパバーン、ルアンパバーン
派遣専門家 (1)第1期(3名)
香川県うちわ協同組合連合会 会長 山下 清
うちわ職人 西条 久
プロジェクトマネージャー 出渕 光一
(2)第2期(2名)
プロジェクトマネージャー 出渕 光一
FUNFAN実行委員会 伊賀 智明 
(3)第3期(5名)
香川県うちわ協同組合連合会 会長 山下 清
うちわ職人 西条 久
プロジェクトマネージャー 出渕 光一
FUNFAN実行委員会 会長 中山 貢 
FUNFAN実行委員会 伊賀 智明 
派遣期間 (1) 平成26年4月24日〜5月3日
(2)平成26年8月10日〜8月23日
(3)平成26年10月10日〜10月19日
指導内容 素材調査、ワークショップ実施、イベント出展、紙・糊の製作指導  等

<第一次派遣:専門家を派遣>
 丸亀のうちわ職人をラオスの生産者の家に
派遣し、うちわの生産方法、生産状況を確認しました。
<第二次派遣:農林技術サービスセンター>
 ラオスビエンチャン県バンビエン郡の地域住民が、うちわの貼り作業を行っています。うちわの製作は、農林技術サービスセンターの職員と地域住民10名程度で行われています。
<第二次派遣:うちわの「ミミ紙」の打ち抜き作業>  右側:うちわの部品となる「ミミ紙」を、紙から打ち抜いています。
 左側:うちわの型切り作業をしています。
 丸亀うちわの伝統的な技法により、ひとつひとつ手作業により作業が進められます。
<第三次派遣:クロージングセレモニー>
 平成24年8月から約3年間実施されてきたラオスでのうちわプロジェクトも、平成26年度末で実施期間が終了となります。
JICAラオスにおいて、ラオス農林省、在ラオス日本大使館から来賓を招き、対象地域のうちわ生産者やFUNFAN実行委員会の関係者が、プロジェクトの成果と今後の課題について総括を行いました。
<第三次派遣:ラオスハンディクラフトフェスティバル>
 ラオスの首都ビエンチャンで毎年開催されている、ハンディクラフトフェスティバルで、プロジェクトで習得した技術を生かして製作した、様々なデザインのうちわを展示し、大勢の来場者にうちわのPRをすることができました。


農業分野における支援(インドネシア)

 インドネシア共和国の西スマトラ州は、第一次産業の育成に力を入れており、特に農業部門は西スマトラ州のGDPにおいて23.8%を占めている最大の産業となっています。インドネシア政府もまた、西スマトラ州を国の米生産地域として成長させていき、国の経済活性化につなげていく成長戦略を描いています。
 平成22年10月、西スマトラ州のイルワン・プライノ州知事が、日本の農業・畜産現場の視察のため香川県を訪問し、知事と意見交換を行った際、西スマトラ州への協力事業の依頼がありました。それを受け協力可能分野の検討を行い、香川県の持つ稲作栽培技術を生かした技術支援を平成25年から3ヵ年事業として実施をしているものです。
 平成26年度は25年度に引き続き、2度目の専門家派遣を実施し、稲作の栽培状況を視察するとともに、研修会を開催しました。

専門家の派遣
派遣先 インドネシア共和国 西スマトラ州
派遣専門家
   4名
香川県農政水産部農業経営課 課長補佐 藤田究
香川県農業試験場 主席研究員 村上優浩
香川県中讃農業改良普及センター 主任 三木洋
香川県総務部知事公室国際課 副主幹 詫間裕一
派遣期間 平成26年12月15日〜12月20日
指導内容 稲作技術向上(優良種子生産)のための研修
現地での稲作(水稲種子)の栽培状況を調査 等

局長との打合せの様子

研修会のようす

研修会参加者との記念撮影

現地での指導の様子

西スマトラ州知事との懇談の様子

地元農家の方々との意見交換の様子










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