
善通寺は、今年、創建1200年を迎え、県内外から多くの来訪者でにぎわっています。通りには、瓦ぶき屋根やしっくい壁の商店などが、昔の面影のままたたずみ、タイムスリップしたようなレトロな雰囲気を楽しむことができます。 |
![]() 映画用に作った大時計が残された四国学院大学 |
![]() 大学構内にあったロケ用部室とタイムマシン |
丸亀市出身の本広監督にとっての善通寺市は、青春時代を過ごした街でもあり、レトロな雰囲気の漂う様子を映像で醸し出すことには、特別な思い入れがあったようです。撮影時は、監督の同窓生の方たちや地元ボランティアの間で協力態勢がとられ、監督を大いに感激させました。そして、この力強い支援が、最新作「UDON」の香川ロケ実施の原動力の一つになったのです。 主人公の大学生たちが集うSF研究会の部室は、近く取り壊される予定の四国学院大学の構内にある古い洋館、「ホワイトハウス」の1階に作られました。スタジオのセットではなく、現実の建物内で撮影することで、窓から見える風景も映像の中に生かしていきたいという監督のこだわりがありました。 また、大学の2号館に設置された大時計は撮影のために映画会社が特注して取り付けたもので、今も静かに時を刻んでいます。 |
| 街路灯の形がUFO(空飛ぶ円盤)に似ていることから撮影スタッフの間で「UFO通り」と呼ばれていたのは、中通り商店街で、この通りの近くには、映画の中で「松井うどん」として登場する店があります。実は、本広監督の最新作「UDON」の舞台となる店の名前が、「松井製麺所」。こんな所にも本広監督の遊び心が溢れていて楽しくなります。 映画に出てくるレトロで素敵な映画館「名画座」は、実は今も営業を続けている「森岡温泉」という銭湯です。外観はセットを組んで映画館として登場し、内部は入浴シーンが撮影されました。浴槽の壁には、今も映画で使われた不思議な壁絵が掲げられています。 非現実的な物語でありながら、善通寺の古い街並みやたたずまいが画面に溶けこみ、見慣れている家や街角が何か不思議なものに変わっていくような感覚がするのも、映画の魅力かも知れません。 善通寺の街をぶらりと歩きながら、ひとときなつかしい時代へタイムスリップしたような気持ちを味わってみてはいかがでしょうか。 |
![]() 大正湯のある路地からは五重塔が見え、 レトロな風情が楽しめる |
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