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| 「旬彩館」は1階が特産品を販売する店舗、2階がレストランとなっており、延べ面積は約500平方メートル。オープンは、ほかの道府県と比べて決して早くはないものの、異色なのは愛媛県との共同開設であること。香川県が愛媛県に呼び掛け、全国初の2県共同方式によるアンテナショップが誕生しました。だから正式名称は「香川・愛媛せとうち旬彩館」。限られた売り場を両県で融通し合いながら、品ぞろえに厚みを出すなど相乗効果を上げています。経費を折半できるメリットもあります。 |
| 共同方式以外にも工夫が。店舗の運営は都内でスーパーを経営する業者に、レストランの運営も民間委託しており、商品の入れ替えなどに民間のノウハウを取り入れ、人気商品はスーパーでも販売。観光交流コーナーには専任の相談員を配置し、香川・愛媛の案内や観光ルートの提案などにも一役買っています。 本県関係の売れ筋は、やはりうどんが一番人気。オリーブ製品、しょうゆやしょうゆ豆、和三盆なども好評で、愛媛県関係では、じゃこ天、タルト、ちりめんなどが定番のようです。 2階レストラン「かおりひめ(香媛)」では、昼は讃岐うどん、夜は瀬戸内の魚料理を前面に打ち出しています。うどんの手打ちや素材の直送などで本場の味にこだわり、昼時には行列ができるほどの盛況ぶりです。ユニークなところでは、「讃岐コーチンの親子丼」や「じゃこ天うどん」といったメニューも。 |
| 「うどんブームが追い風になったオープン当初に比べても客足は落ちていない」と関係者が語るように、1日平均の利用者数は約千人、売り上げは約百万円。2、3年目ともほぼ横ばいで推移しています。いずれも当初の見込みを上回っており、まずまず順調といえますが、多種多様の物や情報があふれる首都圏で、効果的な情報発信やPRを続けていくには、常に変化を取り入れ、消費者を飽きさせない工夫をしていくことも大切です。旬彩館では、1週間単位で香川と愛媛が交代でフェアを開催したり、県産品コンクールで入賞した商品を店頭に並べるなど、アピールに努めています。 既に全国区になっている商品だけでなく隠れた逸品を開拓するなど、アンテナショップ本来の機能を、今後どの程度発揮していけるか。地元の観光や経済発展に寄与する”頼れる前線基地“になるための挑戦が、これからも続きます。 |
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