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来てみんな香川 東かがわ市 12 11
 

植松おさみの【来てみんな香川】
味、文化、歴史…輝く個性が響きあう香川最東端のまち
※「来てみんな」とは来てみませんかの香川の方言です。
植松おさみのまち歩きメモリアル
おおち三本松のラーメン屋さんには、
昔っから、よう通うたなぁ。もう四半世紀になるよ。
あれが香川のラーメンの発祥ちがうかなぁ。

 2003年4月、香川県の東部に位置する「引田・白鳥・大内」の3町が合併し、東かがわ市が誕生した。古くは引田城の城下町として栄え、県魚・ハマチの養殖発祥の地でもある引田、手袋の町として全国に知られる白鳥、古くから文化・経済の中心として発展し、進取の気質を持つ大内。

 東かがわ市には今も昔も変わらない、海や山や川があり、伝統の技と心が、しっかりと息づいている。旧3町・3つの界隈(かいわい)の個性が響きあう、新しい香川最東端のまち東かがわ市を訪ねてみた。

引田 界隈200年昔から本物の味を守り続ける「和三盆(わさんぼん)」
 和三盆の丸い粒を一つ、舌にのせる。ほわ〜っと広がる上品な甘さ。砂糖を超えた砂糖とでもいうのだろうか。

 江戸の昔、讃岐では砂糖づくりが盛んであった。讃岐三白の一つだ。「和三盆」は、サトウキビを原料に、絞って、研いで手間暇かけてできあがる。引田・馬宿の三谷製糖では、江戸の昔のままの道具と技と心で和三盆を作っている。創業文化元年(1804)というから、200年の歴史。途中、時代の波に押され機械絞りが頭をかすめたこともあるが、頑固なまでに昔ながらの製法を守り続けている。今では、日本でも希少な古来製法を守る老舗となった。

 和三盆糖から作り上げられる上品で優美なお干菓子は、その形も味わいも何とも風流だ。


和三盆   和三盆   和三盆
研ぎの作業 昔は盆の上で3日間研いだことから「三盆」の名がついた。サトウキビを煮つめた時は、チョコレート色だが、研いで、押し船で押して余分な糖蜜をのぞいて、また研いで。研ぐほどに白くなる。この技を覚えるのに10年くらいかかるという。まさに職人技だ。    昔ながらの絞り器・押し船から讃岐古来の和三盆が生まれる。

和三盆   町並み   町並み
和三盆を古来から使われている木型に入れて、四季折々の絵模様も優美な高級お干菓子が生まれる。
(三谷製糖 TEL0879-33-2224)
  播磨灘に面した小さな港町・引田の古い町並み。中世には城下町として、江戸時代には港町として栄えた。赤壁の醤油蔵は、250年の時を経てなお当時をそのままに物語る。

大内 界隈人形劇専用劇場「とらまる座」と人形劇を体験できる日本唯一の「人形劇ミュージアム」

 文化・スポーツの拠点として近隣の人々に親しまれている「とらまる公園」の一角に、「とらまる座」と「人形劇ミュージアム」がある。人形劇専用劇場は舞台の高さや袖幕の作りが人形劇仕様、全国のプロの人形劇団から演じてみたいという声も多く、中国・韓国の劇団との交流を深めている。現在公演は、年間30劇団による、140日、180公演。県内をはじめ、徳島・愛媛・岡山・神戸あたりから見に来る親子も多い。

 一方、人形劇ミュージアムは、マリオネットなどの人形劇や、人形作りなどを体験できる博物館。展示室には世界の人形やテレビでおなじみの人形がズラリ勢ぞろい。大人も楽しい空間だ。

 今年春には、日本で最初の公共的な人形劇学校・パペットアークも開校。世界に羽ばたく日本の人形劇界の核となっている。

とらまる座   とらまる座   とらまる座
この日上演された福岡の劇団「ののはな」の納富俊郎さんの演じる「あかずきんちゃん」は子供たちに大人気だ。
◎人形劇公演スケジュールのお問い合わせは
財団法人とらまる人形劇研究所 TEL0879-25-0055 http://www.toramaru.or.jp

人形劇ミュージアム   人形劇ミュージアム   人形劇ミュージアム
人形劇ミュージアム 日本中の劇団の人たちが使っていた劇人形1,000体が集まると圧巻! 巨大なマリオネット・ピノッキオや、実際に舞台で人形をつかって遊べるミニステージなど、コーナーごとに興味深い展示や体験が楽しめる。

白鳥 界隈お遍路さんへの「お接待」の心が温かく息づく元湯「黒川温泉」

 その昔、傷ついた猿がつかっていることから発見された温泉。四国88ヵ所結願の寺・大窪寺にほど近い当地の主は、高野山へとお礼参りに向かうお遍路さんや阿讃の山の関所を越えて来た人々を湯でお接待し、善根宿として親しまれてきた。大きな樫の木があったことから、「樫の木湯」と人々の口の端にのぼり、今なお樫の木湯と呼ぶご年配の方も多いとか。

 黒川温泉は、四季折々の表情をみせる清流・黒川沿いの「露天風呂」と「元湯・内風呂」がある。泉質はちょっぴりヌルッとした単純硫化水素泉。近代的なおしゃれな温泉ではないが、家庭的なもてなしは、まさに隠れ家の趣。泉質の良さと人の温かさにひかれ何度も訪れる人も多いという。


黒川温泉・露天風呂   黒川温泉・岩風呂(内風呂   黒川温泉
黒川温泉・露天風呂 春は桜、初夏はホタル、秋は紅葉、冬は雪…四季を感じながらの湯けむりはまた格別。家族風呂として貸し切りもできる。要予約。(黒川温泉 TEL0879-27-2009)   黒川温泉・岩風呂(内風呂)今もこの湯で疲れを癒していく歩き遍路も多い。   阿讃の山に抱かれ、元湯「黒川温泉」と市営の「白鳥温泉」が黒川をはさんで仲良く並ぶ。

  >>>植松おさみ

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