特別展の詳しい情報

常設展示室1

春を探そう ―表現された春―   

   
会期 平成3135日(火)~21日(日)
■開館時間:9:00~17:00  
■休 館 日:月曜日 
展示内容 古来より、日本には春夏秋冬の四つの季節があり、人々は季節の移ろいに、感覚を研ぎ澄まし、愛でてきました。 厳しい冬の寒さの先には、生命の芽吹く季節―春―がやってきます。春の訪れを告げる鳥たち、梅や桜に代表される花々などの姿から、私たちは寒さからの解放、生命の躍動を感じてきました。そして旧暦では、春は新たな一年の始まり。四季の中でも、春は気持ちの沸き立つ季節です。 今回の展示では、高松松平家歴史資料の中から、春をテーマとした絵画や和歌、春をモチーフにした道具など通じて、先人たちが季節をどのように表現し愛でていたのかについて、紹介します。
展示点数 27点
観覧料
一般410円(330円)
*( )内は20名以上の団体料金
*高校生以下、65歳以上の方、身体障害者手帳等をお持ちの方は無料

関連行事

ミュージアムトーク(担当学芸員が展示内容について分かりやすく解説します)

日時 平成31年3月23日(土)、4月13日(土)
各13:30~
*申し込み不要、観覧券が必要
場所 常設展示室1

主な展示品

       

 人麿・小町・喜撰図(ひとまろ・こまち・きせんず)より 小野小町図高松市指定文化財
江戸時代前期  
狩野尚信(かのうなおのぶ)(画)・松平頼重(まつだいらよりしげ)(筆)

高松松平家歴史資料   

描いた狩野尚信は、江戸幕府に取り立てられた絵師・狩野探幽(たんゆう)の次弟。和歌の「レジェンド」=柿本人麿・小野小町・喜撰法師の姿を狩野探幽・尚信・安信3兄弟が描き、松平頼重が各人の和歌を書いた掛軸。小野小町は『古今和歌集』に多くの作品が収められている平安時代前期の代表的歌人。  百人一首でも有名なこの歌の「花」は、桜を指すといわれており、本作品でも小町の傍らに桜の花・幹が描かれている。サクラは多くの品種があり、私たちが目にする桜=ソメイヨシノは江戸時代末期に交配されできた品種。近代以前は、様々な種類のサクラを人々は愛でてきた。


栗林梅花君臣聯芳帖 (りつりん ばいか くんしん れんほうちょう)
江戸時代中期 
高松松平歴史資料(当館保管)

春、最初に咲く花である梅には「春告草」の別名がある。現在、栗林公園には高松地方気象台が観測する梅の標本木があるが、江戸時代の栗林荘にも梅園があった。 この作品は、高松藩の儒学者・後藤(ごとう)芝山(しざん)をはじめとする学者たちが、栗林荘の梅花を漢詩に詠み、花を押花にして、描かれた枝に咲いているように貼り合わせた作品。


十二月和歌画帖(じゅうにかげつ わか がじょう) 
江戸時代後期 
狩野惟信(これのぶ)・狩野栄信(ながのぶ)(画)
高松松平家歴史資料(当館保管)

安~鎌倉時代の歌人・藤原(ふじわらの)定家(さだいえ)が詠んだ「十二月花鳥和歌」をテーマに、江戸幕府お抱え絵師の狩野惟信が花を、長子である狩野栄信が鳥を描いた画帖。 12ヵ月の花と鳥は、定家の和歌を通じて宮廷貴族社会で繰り返し書写され、定型化された季節のシンボルとして伝えられた。