特別展の詳しい情報

常設展示室1

瀬戸大橋開通30周年関連企画
四国を繋(つな)ぐ ―大久保諶之丞と四国新道-
 

   
会期 平成30223日(金)~平成30422日(日)
 開館時間:9:00~17:00  ※4/13(金)、4/20(金)は19:30まで
 休 館 日:毎週月曜日 ※3/12(月)~19(月)は臨時休館
展示内容  大久保諶之丞は(1849~1891)は、今年開通30周年を迎える瀬戸大橋を最初に提唱した人物として知られています。
 諶之丞は、財田上村(現 三豊市財田町財田上)に生まれ、明治5年(1872)に村吏となって以降、戸長、三野豊田郡勧業係、愛媛県会議員、香川県会議員を務め、四国を繋ぐ道路の整備や、香川県で最初に開通した讃岐鉄道の開業、北海道への移住の推進など、多くの事業を行い、地域の発展に尽くしました。
 当館では、平成24年度から大久保家に残る関連資料の調査を行っています。
 本展では、大久保家資料の中から、四国新道の開削を中心に諶之丞の事績を紹 介し、合わせて諶之丞の活動を支えた大久保家の人々に関する資料なども展示し ます。
展示構成 1 瀬戸大橋の提唱者 大久保諶之丞
2 諶之丞を支えた大久保家の人々   
3 四国を繋ぐ道―構想から完成まで―     
  (1)調査と協力体制づくり          
  (2)待望の起工式         
  (3)困難の末の完成         
4 諶之丞の死、そして顕彰の動き
5 北海道移住の推進
6 香川県分離独立運動
展示点数 72件72点 
観覧料
一般410円(20名以上の団体は330円)、
高校生以下、65歳以上の方、身体障害者手帳等をお持ちの方は無料
*4/7~22は特別展観覧券でも観覧可

関連行事

ミュージアムトーク(担当学芸員が展示内容について分かりやすく解説します)

日時 3月3日(土)3月24日(土)各13:30~
*申し込み不要、観覧券が必要
場所 常設展示室1

主な展示品

讃岐鉄道開業式の祝辞
讃岐鉄道開業式の祝辞
讃岐鉄道開業式の祝辞
明治22年(1889) 個人蔵

 明治22年香川県最初の鉄道、讃岐鉄道が開業しました。大久保諶之丞も、讃岐鉄道の発起 人の一人で、5月23日に行われた開業式で祝辞を述べました。  諶之丞は、その中で「塩飽諸島ヲ橋台トナシ、山陽鉄道ニ架橋連絡セシメナバ、常ニ風波ノ憂ヒナク、午時ニ浦戸ノ釣ヲ垂レ、夕ニ敦賀ノ納涼ヲ得ル」と述べました。鉄道がこれから延長し、四国内を繋ぐ鉄道網が整備されることによって地域が豊かになること、そしてその先の展望として本四架橋の構想を述べています。  
 この時の言葉は、昭和30年(1955)以降に始まる瀬戸大橋架橋運動の中で、改めて注目され、諶之丞の名前は瀬戸大橋の最初の提唱者として広く知られるようになりました。
家族写真【パネル展示】
家族写真【パネル展示】
家族写真【パネル展示】
明治10年(1877) 個人蔵

 諶之丞が27歳の時に、家族と一緒に撮影した写真。写っているのは、後列左から 諶之丞、森治(父)、リセ(母)、前列左からタメ(妻)、菊枝(娘)、サダ(妹)の6名。
 裏面に、明治10年5月27日金刀比羅宮に参詣した際に撮影したことが記されており、諶之丞の日記にも、「事平参詣写真シテ芝居ニ至り」という記述が見られます。
 当時、香川ではまだ写真は広く普及しておらず、また家族揃っての撮影の事例も多くありません。
 この写真は、香川県内での撮影が確認できるものとしては、最も早い時期のもので、撮影年月日、撮影場所の記録もあり、香川の写真史を解明するための資料としても貴重です。
新線沿道巡回雑誌
新線沿道巡回雑誌 
新線沿道巡回雑誌 
明治17年(1884) 当館蔵

 諶之丞は、明治5年に村役人となって以降、財田上村の道路や橋梁の整備を行い、明治16年には猪ノ鼻越の開削に着手していますが、同じ頃、四国新道の開削ルートや工法などについても調査を始めました。
 この資料は、財田上村から徳島県三好郡を経て高知市に至る約100㎞にわたる路程を歩き、沿道となる村の概況調査を行った時の記録です。その後、四国を繋ぐ道路の建設計画をつくり上げる際の基礎資料となりました。
四国新道起工記念扇子
四国新道起工記念扇子
四国新道起工記念扇子
明治19年(1886) 個人蔵

 明治18年2月13日、愛媛・徳島・高知の3県(当時、讃岐は愛媛県に編入)が協議し、四国新道の建設に向けて進んでいくことになりました。
 その後も数々の困難を乗り越え、明治19年4月7日、琴平村(現 琴平町)の神事場で行われました。
 この扇子は、起工を記念して製作されたものと考えられ、両面に四国新道の路線図や距離、新道開通後の様子を示した絵が印刷されています。
松平家伝来雛人形・雛道具
松平家伝来雛人形・雛道具
高松松平家歴史資料コーナー
常設展示室1では、当館が収蔵する松平家歴史資料を定期的に展示替えをしながら公開しています。

松平家伝来雛人形・雛道具

明治~昭和時代 高松松平家歴史資料(当館保管)

 「四国を繋ぐ―大久保諶之丞と四国新道―」展の会期中は、高松松平家伝来の雛人形・雛道具を展示します。
  松平家12代当主頼寿の夫人昭子(明治16年生まれ)と13代当主頼明の夫人香枝子(大正5年生まれ)の所用品が中心で、雛人形には多くの雛道具が付随しています。