特別展の詳しい情報

常設展示室1

  地域の文化をまもる力―文化遺産継承活動―

   
会期 平成2962日(金)~717日(月・祝)
 開館時間:9:00~17:00 (6/2,30,7/7の金曜日は19:30まで)
 休 館 日:月曜日 ただし7/3,10,17は開館
展示概要  地域に伝わる様々な文化遺産、それらは地域そのものをつくり上げてきた原動力であるとともに、これからの地域を支えていくための拠り所となるものです。地域の文化遺産は人々にとってなくてはならないものであるからこそ、長い年月をかけてまもられ現在まで伝えられてきました。
 しかしながら、文化遺産には、生活様式や価値観の変化、自然災害等によって容易に失われてしまうという弱点があります。文化遺産が失われることによって、地域のなりたちや独自性等を失うことにもなります。そこで、その証が失われないようにするためには、やはり地域の人々の力が必要です。
 本展では、香川県内における地域の人々による文化遺産をまもり伝えるための取り組みの中から、特に近年成果の見られる活動についてご紹介します。文化遺産をまもり伝えていくことの意味を考える機会にしていただければ幸いです。
展示点数 33件40点 
観覧料
一般410円(20名以上の団体は330円)、
高校生以下、65歳以上の方、身体障害者手帳等をお持ちの方は無料

関連行事

ミュージアムトーク(担当学芸員が展示内容について分かりやすく解説します)

日時 6月24日(土)、7月8日(土) 各13:30~
*申し込み不要、観覧券が必要
場所 常設展示室1

内容

高原水車友の会
「高原水車友の会」
 再現や移築がされていない水車として香川県内で唯一のものである高松市六条町にある高原水車をまもり伝えようと、平成26年に設立された高原水車友の会は、環境整備、水車利用者からの聞き取り調査や器械・機械類の実測調査、ワークショップ、毎月最終土曜日の水車場公開等を行い、調査研究や普及活動に取り組んできた。
 今後は、さらに水車のことを広く知ってもらい、水車が再び稼働することを目指して活動を続けている。

【展示資料】歯車、「水車」鑑札、水車売渡約定書 ほか
塩江町歴史資料館
「安原文化の郷歴史保存会」 
 安原文化の郷歴史保存会は、高松市塩江町の文化や歴史を伝える資料収集等を進め、平成28年10月23日、「塩江町歴史資料館」を開館した。また、調査した約250件の文化遺産を掲載した『塩江町文化財めぐり』を発行し、文化遺産保護意識の普及に努めている。
 今後も、清掃活動等の保存活動、講演会の開催等により、地域住民以外の人々にも塩江町の歴史・文化に触れてもらい、次世代へと継承していくことを目指して活動している。

【展示資料】旧塩江小学校・旧安原小学校アルバム ほか
合田邸

「合田邸ファンクラブ」
 「多度津七福神」と呼ばれた7家の邸宅の内、唯一現存する合田邸は、近年、建物の老朽化等が進み、維持管理が困難な状況となっていた。 平成27年、所有者と地域の人々が協働してファンクラブが立ち上がり、清掃、草刈り等を行い、平成28年11月3~6日には大広間等を公開して4,000人以上の来訪者を迎えた。
 現在は、邸内で見つかった文書の清掃作業等を行いながら、保存と活用の方法について意見を出し合い、合田邸をまもり伝えるための活動に取り組んでいる。

【展示資料】分倹宅地家相鑑定禎祥図、アルバム ほか
旧琴南町文化財保護協会

「旧琴南町文化財保護協会」
 旧琴南町文化財保護協会では、今後、実物を保存すべき文化財を特定することを目的として、平成14年に調査を始めたが、山中の崩壊寸前の神社等を目にし、強い危機感を抱き、記録として保存すべき物件も含めて網羅的に調査し、平成28年3月、その記録をまとめた『先人の営みを訪ねて 琴南地区文化財悉皆調査』を刊行した。
 現在は、町内外の人々を対象として現場を訪ね歩く普及活動を継続し、さらに保存や普及に取り組んでいく予定としている。

【展示資料】調査カード、マップ 

松平家歴史資料常設コーナー

和歌短冊屏風
和歌短冊屏風
江戸時代 
高松松平家歴史資料(当館保管)

 常設展示室1では、当館が収蔵する松平家歴史資料を公開します。
 高松藩初代藩主松平頼重が、後水尾上皇に和歌の指導をうけ、添削をうけた和歌を中心にしたためた六曲一双の短冊屏風。 各短冊のうち、上皇よりしるしをうけたものは、朱又は墨書で「仙洞御添削」と書き加えている。 裏絵として、秋草に雉、秋草に小鳥3羽を描いている。