2014年に東京・国立新美術館と大阪・国立民族学博物館(みんぱく)で開催され、話題を呼んだ展覧会「イメージの力 ―国立民族学博物館コレクションにさぐる」が、この秋、香川県立ミュージアムへやってきます。人間は、ながい歴史のなかで、さまざまなイメージ(造形)を生み出してきました。このイメージのつくり方や受けとめ方に、人類共通の普遍性はあるのでしょうか。この問いかけをテーマに、みんぱくが所蔵する膨大なコレクションのなかから、厳選された約390点を出品します。世界各地の仮面や神像をはじめ、民族衣装、美術家の作品までをも、あえて地域や時代ごとに分類せず、造形性や効果、機能に着目し、美術作品と歴史資料、西洋と非西洋といった垣根をとりはらって紹介します。形や色、サイズはもちろん、その素材や技術など、わたしたちの想像を覆すような驚きの“イメージの力”を、どうぞ体感してみてください。
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会期 | 平成28年10月8日(土)~11月27日(日) |
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会場 | 特別展示室 |
展示構成 | プロローグー視線のありか 第1章 みえないもののイメージ 1ひとをかたどる、神をかたどる 2時間をかたどる 第2章 イメージの力学 1光の力、色の力 2高みとつながる 第3章 イメージとたわむれる 第4章 イメージの翻訳 1ハイブリッドな造形 2消費されるイメージ エピローグ―見出されたイメージ |
展示点数 | 391点 |