いじめゼロ子どもサミット2015

 いじめは「決してゆるされない」ことです。 しかし、いじめは「どの子どもにも、どの学校でも起こりうるもの」です。 香川県では、2009年から、自主的に集まった児童生徒による実行委員会が、県内の小・中学生に呼びかけて、いじめを自分たちの問題として考える「いじめゼロ子どもサミット」を開催しています。
サミット当日までの実行委員の歩み(企画・準備の様子) PDFデータ:2MB
 県内の小中学生がいじめの防止について討論するいじめゼロ子どもサミット2015を、8月18日(火)、サンポートホール高松で、開催しました。3年に1度の開催で今年が3回目。今回のサミットでは、「感じ、考え、行動しよう」をテーマに、香川県内の小・中学校の代表児童生徒約280名、教員約180名、保護者、一般参加などを含め、約700名が参加し、「いじめをゼロにするためにできること」について話し合いました。実行委員68名が、いじめが起こりやすいシーンを演劇で再現した後、鑑賞した児童生徒も加わって分科会を開き、「傍観者がいかに行動すべきか」等を討論し、劇を修正していきました。
  • 準備・オープニング
  • 開会行事
  • 8つの劇で問題提起
  • 分科会で修正協議
  • 修正した劇を披露
  • シンポジウム・子ども記者会見
  • フィナーレ(歌)
  • 閉会行事

日程(開催要項) PDFデータ:573KB

準備・オープニング

● 準備の様子
● mimikaさんの演奏とスライドショーで、これまでの歩みを振り返りました

開会行事 ~私たちの 私たちによる 私たちのためのサミットの始まりです~

● 実行委員長(小学生)挨拶
● 前回サミット 実行委員(高校生)激励
● 中学校実行委員の基調提案

実行委員長(小学生)の挨拶文 PDFデータ:74KB

基調提案の内容  Word版 20KB  PPT版(クイズ形式) 11.8MB

※全校集会等で活用してください。

8つの劇で問題提起  ~ 実行委員が、いじめが起きやすいシーンを、8つの劇にして問題提起~

いじめのきっかけとなりやすい「感情」を各シーンにもり込んで演じました。

● オーディション 「腹立ち」
選ばれなかったのはどうして!?
● クリスマス会 「しっと」
車をもらうなんていいな。
でも、大きな事言い過ぎ?
● ドッジボール 「くやしい」
負けて悔しい!
誰かのせいにしないと気が済まない!?
● 雪合戦 「不機嫌」
言い出しっぺが約束を破ったのだから責められて当然!?
● 誕生会 「対立」
俺のイスがない!誕生会の雰囲気を壊したから!?
● 大縄跳び 「ねたみ」
なんで、これくらいのことできないの?
できる人はいいな…。
● 告白 「プライド」
ふられただけでもきついのに、「きもい」といわれ…。
● おにごっこ 「からかい」
どこからが冗談?どこからがいじめ?

4つの分科会で劇を修正協議

私たちが、こだわったところは、「嫌な気持ちになったシーン」を無くしてしまうのではなくて、そのシーンが起こった後の動きを、みんなで考えたところです。

【吟味のポイント】 ①劇のいやだと感じるところは? ②改善策を考えよう。 ③自分にできる行動かどうか。

演劇の手法を使ったワ−クショップの手順 WORDデータ:20KB

SNS台本「グチがいつの間にかいじめに」  Word版 471KB  PPT版 201KB

修正した劇を披露

修正点は、見逃してしまいそうな小さな動きや、ちょっとしたセリフ、微妙な表情の変化などです。
その小さな変化が、実は、いじめから仲間を救う大きな効果になることを、みんなで感じました。

● オーディション 「腹立ち」
【修正点】
オーディションで選ばれたAグループが選ばれなかったBグループに気を遣って小さく喜んだところ

Bグループが「またがんばろう」と励まし合ったところ
● クリスマス会 「しっと」
【修正点】
プレゼントが変更になった事情を尋ねるところ

がっかりしている気持ちに共感してやさしく接するところ
● 雪合戦 「不機嫌」
【修正点】
約束を忘れていたA子を女子がかばうところ

一人を責めるのではなく、人数を揃えてみんなで雪合戦を遊ぶようにしたところ
● 大縄跳び 「ねたみ」
【修正点】
大縄跳びができるグループ、できないグループに上から目線で声をかかえるのをやめて、アドバスするようにしたところ

グループの編成を変えたところ
● 鬼ごっこ 「からかい」
【修正点】
いじめっ子のはやしたてる言葉に周りがまどわされなかったところ

いじめっ子の命令にあえて従わず、「大丈夫?」と声をかけたところ
● ドッジボール 「悔しい」
【修正点】
試合前の握手を追加

相手チームが責められている人をかばう場面を追加

負けた責任を責めるだけではなく見捨てず「次、がんばるで」「ほらいくで」と声をかけたところ
● 誕生会 「対立」
【修正点】
イスをかくすのを注意したいところ

互いに謝る場面を追加したところ
● 告白 「プライド」
【修正点】
シーンとして変な雰囲気にならないように努めたところ

告白に失敗した人を周りが温かく迎えたところ

 シンポジウム と 子ども記者会見

今日の活動で気付いたことをもとに自分たちのできることを、フロアといっしょに考えました。

「おかしい」と感じたことを「おかしい」と、きちんと表現することが大事。
自分も含め、傍観者が何にも言わないのが問題。いじめはダメだという勇気を持って欲しい。
このサミットで分かったように、「いじめを止めたい」という同じ志しをもつ仲間がいることが止める勇気につながる。
小さな声かけでも人は救われる。学校で明るくあいさつし、話かけるように心がけている。
SNSのいじめは周りに気付きにくい。
学校で使い方を考えるのが大切。
周りのできる行動は小さな一歩かもしれないけど、実はいじめられっ子やその親にとっては大きな一歩。

 フィナーレ  心ひとつにみんなで声をあわせました

● テーマソング「心つないで」を大合唱

  • 歌詞・楽譜ダウンロード
    PDFデータ:86KB
  • 楽曲ダウンロード
    MP3データ:4.2MB

● テーマソング「思いやり戦隊フレンジャー」を大合唱

  • 歌詞ダウンロード
    PDFデータ:705KB
  • 合唱音声試聴
    MP3データ:3.3MB

 閉会行事 

● 中学生実行委員会の挨拶
「行動することを目指し、気持ちを共有しましょう!実現可能な行動は、ちいさな一歩かもしれない。でもいじめをなくす大きな一歩です」
● 香川県教育委員会教育長の講評
ことばの力を信じてことばで表現する力を磨いてほしい
いやな思いをする友達がなくなるように、みんなが本物の笑顔をもてるように、一人ひとりがいじめに関心をもち、とめたいという気持ちを高め、とめる方法を見つけるために、2018年、私たちは再び集結します。