平成21年度 豊かな体験活動推進事業
多度津町立四箇小学校
住所
仲多度郡多度津町大字三井433番地1
連絡
0877−32−2517
宿泊先
多度津町高見島(7月25日〜28日)
取組の概要及び成果等
(1)取組の概要
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全体計画
4月〜7月中旬(事前の活動 22時間)
7月25日(土)〜28日(火)3泊4日(テント泊:2日、民泊:1日)
9月12日(土)(高見・佐柳地区運動会参加 1日)
10月〜11月(事後まとめの活動 20時間)
11月20日(金)(報告会 2時間)
12月21日(月)(引田養殖漁池見学活動 1日)
A
活動内容
事前活動
高見島についての調べ→しおり作成
現地での調べ学習の計画→聞き取り事項決定
自炊計画→キャンプ用品、自炊の材料の準備
宿泊活動
 
1日目:開村式、清掃活動、島の人の講話、海水浴、魚つかみ取り、きもだめし
2日目:茶粥体験、島内探検、花火・星座観察
3日目:佐蜩探検(自然観察、島の人の講話、瀬戸大橋クルージング)、海水浴、キャンプファイヤー
4日目:非常食づくり、班別行動(海浜等の清掃活動・テント撤収)、閉村式
【大勢の保護者に見守られての乗船式】
わくわくドキドキの気持ちでいざ出発
 
【高見小学校校舎・運動場】
サポーターの方が雨の時のテントも張ってくれました
 
【魚つかみ体験】
タコも捕まえたよ
 
【飯ごう炊さん】
火の番も大変だったけどおいしく炊けたよ
 
【高見島の文化・伝統を聴く】
昔の島の暮らしの大変さが分かったよ
 
【瀬戸大橋クルージング】
瀬戸大橋の大きさに驚きました
 


【キャンプファイヤー】
燃えさかる火のもとでみんなの心が一つになった
 
発展・事後活動
 
高見・佐柳地区運動会への参加
調査結果のまとめ・整理
学校支援委員会、保護者等への報告会
引田養殖池での釣り体験
(2)特に工夫や配慮をした事項
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人間性や社会性を高め、課題解決や人間関係づくりに積極的に取り組める児童を育てる。そこで、昨年度長期宿泊体験活動の委託を受け実施した高見島での宿泊体験活動を、本年度も3泊4日とし、自炊生活をしながら、寝食を共にした共同生活を体験することによって、協調性や自律心等をはぐくむことを大切にする。そして、こうした心情・行動面での変容を「子どもIKR評定」等によって評価することとした。
A
町内に位置しながらも、高見島・佐柳島の自然や島民の生活についての知識は乏しい。この宿泊体験でこれまで知らなかった島の自然や文化についての知識を得ると共に、島に居住している方々から島の自然のよさや茶粥に代表されるような食文化を通した伝統や文化、海水浴、島内探検等によって島の自然にふれ、自然に親しむ活動を通して自然や郷土を愛する心を培う。
B
高見島には休校中の小中学校に野外炊飯施設があるが、事前に用意された体験活動はない。3泊4日の活動プログラムは、児童と教師自身が最初から創っていくのである。日常生活の便利さ、豊かさに慣れている児童にとって、一見不便で、何もないところから創造をする中で培われる共同生活そのものを体験することが豊かな人間関係を構築するためには有効である。
また、本宿泊活動は学校支援委員会の方々や保護者の理解と協力がなければ為し得ない。事前に学校支援委員会の方々に趣旨を理解していただくとともに、共によりよい活動を創っていくという姿勢を大切にした。
(3)成果等
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事前事後の「子どもIKR評定」や友達関係調査や体験記録等を通して児童の変容・成長を見る。
A
体験の振り返りの場として、総合的な学習の時間を活用して、宿泊活動で学んだことや自分が成長したこと等についての振り返りの時間をとることとした。
その中で、これまで気付かなかった周りの人々への感謝の心、最後まであきらめない心が育ったこと、友達と協力できるようになったこと等について自分を素直に振り返り、互いの成長の姿について交流することができた。
B
発展活動として、島民が楽しみにしている運動会に参加し、島民の運動会に寄せる思いにも気付くことができるようにした。また、これまで支援いただいた各種団体の方々への報告会を開催し、これまでの活動を振り返り、自分の心(感謝の心、思いやりの心等)の成長を見つめ直す機会とした。
学校の推進体制と学校支援委員会の活動
(1)学校を挙げて実施する際の体制整備について
実施学年(5年)に関わる教員が計画立案段階から積極的に関わる。
島の自治会や漁協等の団体との連携を強化するとともに、町子ども会育成連絡協議会等の社会教育関係団体との連携を密にする。
学年・学級PTAとの連携強化に努める。
学校支援委員会を組織し、活動の支援体制を整備する。
【学校支援委員会の構成】
勤務先又は機関・団体名
職 名
備 考
多度津町教育委員会
教育長
社会教育担当
育成会サポート部
民宿経営
高見島、民生委員
前四箇小教頭
委 員
社会教育係長
多度津町子供会育成会
部 長
高見社会福祉協議会
会 長
高見漁業協同組合
組合長
 
学校評議員
四箇小学校PTA
会 長
四箇小学校
校 長
四箇小学校
教 頭
四箇小学校
教務主任
四箇小学校5年 学年主任
教 諭
四箇小学校5年
教 諭
四箇小学校5年
教 諭
(2)成果等(推進体制の充実、関係者との連携・協力の観点から)
 第1回学校支援委員会を開催し、宿泊活動のねらい、概要について説明し、学校支援委員(サポーター)からの意見をいただいた。
 その後、必要に応じてサポーターの方からの具体的な支援活動についての説明をもとに、当日までの事前準備、当日の活動支援等についての説明会を開催した。
 地域の鉄工所の方のご厚意により、飯ごう炊飯の際のコンロなど不足している用具を作製していただいたり、現地のシャワー室の配管等についても修繕していただいたり、魚つかみ体験では漁業協同組合の方に魚を港まで運んでいただいたりと、サポーターの方々の多大な支援を得られることができた。
 児童自身や教員にとって、学校支援委員会、PTAの応援人員等との事前打ち合わせ、当日活動、事後の交流等を通して、様々な人間関係の広がりができ、その後の教育活動への協力も得られるようになった。
 サポーターの方も学校によく来校されるようになり、5年生と会うと声をかけていただいたり、児童から話しかけられるようになったりと人間関係の広がりが見られる。
 児童の作文等からも、自分の心と体の成長とともに、事前の準備、3泊4日の活動において、陰になり日向になり支援いただいた方々への厚い感謝の心の育ちが見られる。
今後の課題と改善点
3泊4日、島での体験活動を行うには担当教員にとって負担が大きく、全教職員の協力体制が必要不可欠である。
島内で行う諸活動(往復交通費、食費、活動費)にかかわる費用の保護者負担が大きい。
真夏の中で行う体験だけに、児童の身体・健康面での配慮が特に必要である。また、島内には病院等がないため、緊急の際の児童の搬送等の綿密な体制づくりと手配が必要である。
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