平成21年度 豊かな体験活動推進事業
さぬき市立前山小学校
住所
さぬき市前山957番地9
連絡
0879-52-2801
宿泊先
1回目:徳島県海部郡牟岐町・海陽町(7月16〜18日)
2回目:さぬき市前山「前山研修センター」(10月5〜6日)
取組の概要及び成果等
(1)取組の概要
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1回目(徳島県海部郡美波町・牟岐町・海陽町)の宿泊体験活動
ウミガメの甲羅洗い、夜の水族館見学、シュノーケリング、キャンドルサービス、シーカヤック、民泊先での農業漁業体験等
ウミガメの甲羅洗いや夜の水族館見学、シュノーケリング、シーカヤック等全員で話し合って選択した活動は、
専門的な知識や技能にふれて大自然の懐に身を委ねた、どれも魅力的で初めての体験ばかり。
A 2回目(さぬき市前山)の宿泊体験活動
実習田において全校生で稲刈りの後,公衆浴場(ツインパルながお)を利用して入浴する。
研修センターで宿題・夕食の準備・保護者との夕食・片付け。
3年生以上の児童は宿泊体験をする。
夜:読み聞かせ・星の観察、朝:ラジオ体操・朝食・片付け・掃除の後、揃って登校。
稲刈りの後は、揃って入浴し、心も体もそう快!うきうきして思わず笑顔になる家の人との食事会。
がんばって責任を果たそうとしている自分と仲間。あらためていろいろな恵みに感謝。
B 農業体験活動
地域の方の実習田でもち米栽培活動(6月〜10月)
・ 田植えやコイの稚魚放流,稲刈り、脱穀を体験する。
  先人の知恵に学ぶ。(定木の利用、コイを放流する農法、天日干しの良さ等)
定木を使った田植え、初めての試みのコイ農法、のこがまでの稲刈り、天日干しをして甘みを出す方法等、農家の方の知恵に学んだもち米づくり。
いつも一緒に活動してくださったボランティアのみなさん。
サーカステントを活用しての野菜作り(4月〜2月)
・ サルやイノシシの被害にあいにくい野菜を選定する。
・ 種まき,水やりや草抜きの世話、肥料やりや間引き、収穫、観察記録等。
C 体験学習で学んだことを学習発表会で発信(12月予定→2月7日)
D 中学校校区の小学校との交流学習(6月、7月、9月、1月)
(2)特に工夫や配慮をした事項
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集団宿泊学習Tにおいて
宿泊:1日目は3グループに分かれて、児童だけで3軒の民家に宿泊した。
2日目は、児童と職員で,1軒の温泉民宿に宿泊。キャンドルサービスを経験した。
民泊先の方は「牟岐のお父さん&お母さん」。たくさん見つけた友達のいいところ。
いつもは気がつきにくい自分のがんばりを認めてくれて友達や先生方。深まった友情の絆。
児童と話し合いながら「しおり」を作成し、目標を明確にしておく。随時、感想や得たものを記入していく。
教科学習との関連を重視
5年:国語『質問の手紙を書こう』と関連させ、質問の手紙を書く→返事をもとに「しおり」の原稿づくり
一人一人が責任を持って役割を果たす工夫
いこい班(異年齢集団)での役割決め:班長、活動係、生活係、食事係、保健美化係
あいさつや感想の発表:5年生と3・4年生が二人一組になり、5箇所の体験先で思いを述べる。
活動後、児童・保護者・教職員に、めあてに対応した反省表を配布し、記述してもらう。
意見をまとめて公表し、次の活動計画を立てる際に役立てていく。
  学習発表会に向けて台本作りや練習をし、劇「ウエルかめ マエヤマーズ」発表
  交流があった方たちに招待状を送る。保護者や地域の方に向けて、取組を披露する。
めあてをもって主体的に取り組むために,教科の学習や学校行事と関連させて成果をあげ、多くの方に支えられて伸びてきた子どもたち。
A
綾歌・飯山町の菊づくり
「安全運転でお願いします。」
もち米や野菜作りに際して
先人の知恵や工夫に学ぶ体験をする。
   (定木を使っての田植え・天日干しをしてからの脱穀等)
ふれあいの輪を広げる交流にする。
   (学習発表会:栽培したもち米で作った山菜おこわと豚汁の接待)
   (交通安全キャンペーン:栽培したもち米を使ったおもちを配布)
(3)成果等
どの活動においても、児童の希望を取り入れ事前の打合せを十分行って実施したので、主体的に取り組めた。
宿泊学習Tでは、南阿波よくばり体験協議会の方や地域の方々との協力のもと、数々の貴重な体験をすることができた。感動を伴う体験ばかりであった。今も訪問先や民泊先の方との交流が続いている。
美しい自然の中で活動することで、環境について児童の考え方も変わり、身近な地域の環境保全のために自分たちでできることに目を向けるようになってきた。
集団の一員としての自覚が高まり、協力して活動することを楽しむようになった。特に、運動会における一輪車の演技や表現運動ではすばらしい集団の美を見せ、最高の盛り上がりを見せた。
全校生による話し合い活動の場である全校児童会「前山サミット」では上級生の司会進行のもと、全員が臆せずに意見を述べ、しっかり話し合うことができるようになっている。
気軽に文字による表現にも取り組めるようになり、工夫して自分の思いを伝えようとしている。
学習発表会では、体験したことを自分たちの手で台本にまとめ、劇に表した。体験して学んだことを、自分たちの言葉で、保護者や地域の方たちに発信することができた。

【農業ボランティア村井賢三氏より届いたメッセージの紹介】
  今回初めて学校田をするにあたっては、いろいろとありました。まず、無農薬・有機農法を基本として、安くて手のかからないやり方はないのか?といろいろ調べた結果、コイ農法に決めました。(中略)
 子どもと一緒に山に落ち葉を取りに行き、田んぼにまきました。トラクターで田を引き、水を入れて、2週間後にもう一度トラクターで引きました。
 田植えも、子どもたちや先生方・保護者や地域の方々と一緒にでき、2週間後には苗もしっかり根付きました。その後、体長が4〜6cmのコイを200匹子どもたちに放流してもらいました。元気に泳いで、雑草を生えなくしてくれと願いました。夏休みに子どもたちが手作りしてくれたかかしに見守られ、稲は順調に生長して、やがて立派な穂をつけました。(中略)
 学習発表会での山菜おこわ、交通安全キャンペーンでのもちつきなど、みんなで楽しく、そしておいしくいただくことができました。
 多くの方々のおかげで、子どもたちの稲作の体験ができましたことを、心から感謝いたしております。
学校の推進体制と学校支援委員会の活動
(1)学校の推進体制の概要
 校長を中心に、教頭・教務主任・現職教育主任等と連携をとり、全職員で本事業の推進に取り組んだ。7月の宿泊学習では、南阿波よくばり体験推進協議会の方々との連絡を密にした。
  PTA・子ども会・自治会・婦人会・老人会・交通指導員・小学校・前山をよくする会・放課後子ども教室それぞれの会長等により学校支援委員会を構成し、本事業の推進の取組を支援していただいた。
【学校支援委員会の構成】
  勤務先又は機関・団体名 職 名 備  考
1.
県民運動推進委員   農業ボランティア
2.
PTA 代表 会長  
3.
子ども会 会長  
4.
自治会 支会長  
5.
婦人会 会長  
6.
老人会 会長 農業ボランティア
7.
交通指導員    
8.
民生・児童委員   情報ボランティア
9.
民生・児童委員    
10.
前山小学校 校長  
11.
前山小学校 教頭  
12.
前山をよくする会 会長  
13.
学校評議員    
14.
放課後子ども教室 指導員代表  


(2)成果等(推進体制の充実,関係者との連携・協力の観点から)
 全教職員が共通理解のもとに体験活動の推進にあたることができた。
 以前から地域の方々は学校に協力的で、様々な面で支援をいただいていた。今回の事業の支援委員会の構成メンバーに入っていただいたことで、以前にも増して、学校に対して気軽に支援や助言がしやすくなったようである。
 農業体験活動や前山地区で行った宿泊活動の際には、進んでサポートをしていただけた。
今後の課題と改善点
一人一人に表現力が付いてきているので、今後も、体験活動と表現する活動とを関連させた指導計画を立案し、実施していく。
自己有用感が高まり、児童の積極性や社会性の高まりが学校内外で見られるようになってきているので、今後も体験活動を継続・充実していき、さらに力を伸ばしていきたい。
有効な取組を存続させるために、どこに支援を求めるか検討すべきである。
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