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現在地:香川の環境 > みどり・自然 >空と緑の散歩道 >讃岐路を歩く >屋島(火山台地を中心としたコース)
屋島(火山台地を中心としたコース)
はじめに
 屋島は、地質学的にはメサ形溶岩台地とよばれている。江戸時代までは独立した島として存在していた。
 標高は293mで、南北に5km、東西に2kmの屋根形をしている。この屋島は、南嶺と北嶺に分かれている。自然に親しみ、鳥の鳴き声や植物や昆虫を観察するには、北嶺の散策がいい。南嶺の駐車場から、ゆっくり歩いて北嶺を一周するコースは、往復約2時間である。
 屋島の溶岩台地は、養分の少ない土壌からなっている。そのため、乾燥ややせた土地に強いアカマツやクロマツが屋島の植物を代表している。しかし、昭和49年ごろからのマツクイムシの被害のため、マツが枯れ、林床に光が当たるようになって、現在では、落葉広葉樹のコナラ・クリ・カエデなどが新たに緑をつくりつつある。屋島の尾根は岩が露出しており、さらに養分、湿度の面で過酷な条件にある。そのような厳しい条件の下では、常緑広葉樹のウバメガシが群落をつくっている。
 北嶺の北端(遊鶴亭)から、ウバメガシの樹林の中を下って行くと、昔、石を切り出した跡の洞窟の前に出る。ここにはコウモリなど洞窟を好む生き物が生息している。洞窟の前をさらに下って行くと、屋島の最北端の長崎の鼻の海岸に出られる。
屋島
 屋島の西海岸のバスの終点の浦生から、瀬戸の海のかおりをかぎながら女木島、男木島、そして青い空を眺めつつ、屋島半島の海岸に沿って一周するのもさわやかなコースである。平坦で舗装された道路は車も少なく、アカマツやクロマツ・ヤマザクラの並木に沿って歩くとすがすがしい。約1kmで長崎ノ鼻への道、さらに500m進むと洞窟への道がある。約1時間で、屋島の東海岸のバスの終点、屋島少年自然の家(壇ノ浦)のバス停に着く。秋には、ヌルデ・ヤマハゼなどの紅葉が美しいコースもある。 屋島
森井 隆三
(掲載内容は出版した昭和63年当時のものです。)
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