チョウ目シロチョウ科
ツマグロキチョウ  Eurema laeta betheseba
絶滅危惧I類(CR+EN)
絶滅危惧II類(VU)
 
草原の減少により、生息環境が消失した。特に河川敷の整備、ブルドーザーによる川底の整地のための草地の消失が減少の主な原因と考えられる。香川県内での絶滅が心配される。
普通種のキチョウに似るが、夏型では本種の方がはるかに小さく、翅端が尖る。雄の性斑も異なる。翅端の尖りは秋型では非常に顕著となる。雌では裏面が赤化するので、区別はさらに容易である。
幼虫がカワラケツメイを食しており、畑地の脇、草地、および河原などのカワラケツメイ群落に依存して生活している。
過去において小豆島、高松市、坂出市、丸亀市、善通寺市など平野部、低山地を中心に多く記録されている。1950年代までは普通種であったと考えられる。
河川敷の整備、溜池の土手の草地の消失などで、生息できる環境が消失。1970年代には県内からはほとんど姿を消し、1988(昭和63)年以降記録が無い。絶滅に近い状態と考えられる。
河川の改変。溜池の土手の管理放棄、改変。草地の減少。
(出嶋利明)