チドリ目シギ科
ハマシギ  Calidris alpina
準絶滅危惧(NT)
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香川県の干潟に渡来する個体数が1970年代に比べると減少し、生息環境が悪化している。
全長21p。頭部よりも長めでやや下に曲がった嘴をもつ。春の渡来時には、体の上面が茶褐色で、腹に大きな黒斑がある。秋、冬には、上面が灰色になり、腹の黒斑が消える。
干潟や溜池に渡来し、ゴカイ類、小型カニ類、その他の水生小動物を捕食する。
県内では、主に河口干潟や広い溜池に旅鳥または冬鳥として渡来する。
2002(平成14)年4月豊浜町姫浜で93個体の群れを観察したが、他の渡来地では、群れの個体数が少ない。1971(昭和46)年4月には宇多津町塩田跡地で600個体の群れの記録がある。
干潟の埋立、溜池の改修による浅瀬の減少によって生息地の消失が心配される。全県的な干潟面積を把握し、その保全を進める必要がある。また、溜池の改修については生態系を考慮して行うことも今後の課題である。
(山本正幸)