双子葉植物キク科
サワシロギク  Aster rugulosus
絶滅危惧I類(CR+EN)
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生育場所は湿地という限られた生育環境にしか見られず、産地、個体数ともにまれである。
地下茎は細長く這う。茎は高さ50〜60cmで無毛。葉は線状披針形でやや硬く、縁に微硬毛があってざらつく。頭花は少なく、長柄があり、径25mm内外。舌状花は白色でのちに紅紫色をおびる。花期は8〜10月。
山地谷筋などで湧水により形成された日あたりの良い酸性の湿地に生育する。キセルアザミやオオミズゴケなどと混生している。
西部地域の山地に点在しており、産地は少ないが、生育地がある程度の広さであり、個体数も比較的まとまっている。
産地が少なく、絶滅した産地もあり個体数は漸減している。今回の調査では、財田町において新らたな産地を発見することができた。
森林開発や湿地の埋立による生育地の消失、森林伐採による湿地の乾燥化、自生地周辺の植物の生長に伴う被圧で衰退することが懸念される。またミズゴケ採取にともなう踏圧が起こっている。
(林鈴以)