双子葉植物キンポウゲ科
シロバナカザグルマ  Clematis patens
絶滅危惧I類(CR+EN)
絶滅危惧II類(VU)
本種は香川県において生育地が局所に限定されており、個体数は少なかった。生育地環境の変容等による減少に加え、採集などによる減少が加わり、野生絶滅のおそれが増大している。
落葉性のつる植物。褐色の茎は木質化し細長く、対生する羽状複葉の葉は、卵形か狭卵形の3〜5の小葉をもち、長い柄で他のものにからまる。新しく伸びた枝の先に1個の花をつける。本県のものは直径10cm前後の白い花を咲かせる。
日当りの良い林縁の湿り気の多い立地に生育する。他のものに長い葉柄でからみつきながら林縁を覆うように広がる。
県内の一部地域だけに分布しており、現在もわずかに生育が確認されている。
本種は生育地が極度に限定されており、個体数も少なかった。今回の調査では、かろうじて少数個体を確認することができたが、減少が著しく、今後の推移を注視する必要がある。
森林伐採などの森林開発により生育適地がせばめられるとともに、園芸目的の採取行為が個体数の減少原因になっている。
(佐藤明)
香川県 環境森林部 環境・水政策課 自然保護室