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香川のみどり百選

香川のみどり選定委員会委員コラム

 香川県では、今回の選定にあたって、10名の方を香川のみどり選定委員会委員に委嘱し選定作業を行っていただきました。
 委員の方にも香川のみどりについて日ごろ感じていること、今回の選定で感じたことなどを投稿いただきました。
【香川 隆英】 独立行政法人森林総合研究所 環境計画研究室長
 香川を離れて20数年、つくば市という関東のだだっ広い平野の真ん中に住んでいると、香川のみどり・風景がいかに優れたものであるかを思い知らされます。スケールが小さいところが良いのです。ヒューマンスケールとして、歩いたり自転車に乗って風景の変化を楽しめます。海や、ため池、山や田んぼや小川が、日常的な行動範囲で体験できるのです。  こうした、毎日の生活の中での「みどり」として慈しんでいきたいものです。
【中山  充】 香川大学大学院 香川大学・愛媛大学連合法務研究科 教授
 みどりへの愛着は、庭や野原での草木や虫との遊びで育ちました。今も、小さな庭のみどりを楽しんでいます。私は、次のことを主張しています。自分の家のみどりは各自で育てるものですが、皆に親しまれ大切にされている地域のみどりは、皆が共同で守り育てるものです。地域のみどりのあり方は、法令と慣行で定まっていて、勝手に乱すことは許されません。しかし、皆が一緒に考え話し合って形成された多数の人の意思で、変更し改善できるものです。住民はそのようにみどりを守り育てる権利を持っています。
【新居  武】 高松市ハイキング協会 副会長
 県境にある讃岐山脈の稜線を歩くと、香川の山々に比べて徳島の山はよく手入れされていることに気づかされます。香川では、山との関わりが薄れてきているということでしょうか。少し残念です。また、最近、登山道入口が立入禁止になっているところがあります。「ゴミの持ち帰り」という最低限のマナーもできていないため、土地の所有者が困っているのです。マナーを守って、山と親しんでもらいたいです。
【細川 洋子】 生活協同組合コープかがわ 非常勤理事
 最近は、里山保全とか整備という言葉をテレビや新聞でもよく見かけます。人の生活から里山が遠ざかってずいぶん経ちますが見直されているのかなあと思います。今回、選出に参加させて頂き、候補に上がった「みどり」には、地元の自治会やボランティア等、人々の手によって支えられている「みどり」も少なくありませんでした。多くの人に支えられている「みどり」がこれからも永く「香川のみどり」として親しまれながら残っていくことを願います。
【本屋敷 絹子】 琴南町林業研究会
 琴南町の大川山系の中腹に位置する場所で生活をしている私にとって「みどり」は、日常生活の中にあります。又、このみどりは、貴重な動植物の生息する場所であり森林や水資源の源流でもあります。これからもこのみどりを守り育てることは、今回選定に関わった私として、又、森林所有者として山を健全な姿で維持できる様に頑張りたいと思っています。でも、近年は、田畑や山林へ猿や猪が遊びに来て、運動会をするので困っています。何か名案はありませんか?
【牧  裕子】 香川県森林保全巡視員(緑のレンジャー)
 香川に住む幸せは、目ではっきりと季節を感じられること。若芽が吹く春、緑の影が濃くなる夏、木の実が色づく秋、木々の間から見える青空の高い冬。身近に里山があるからこそ、あぁもうこんな季節なんだと知らされます。森林パトロールをしていて、この月にはあの花が咲いているはず、という私だけの理由で場所を決めたりすることもありです。しかし、その反面、山中の車道の下を見ればゴミ袋や家電が捨てられている現場も多くあります。山の中にゴミを捨てにくるのはやめて下さい。
【増田 拓朗】 香川大学工学部 教授
 緑化の研究を始めた頃(1970年代)、「近年、都市化とともに緑が失われ」という表現をしばしば使いましたが、状況は今も変わらないようです。「小学生の頃、よく遊んだ森が開発で消えてしまいました」と、レポートに書く学生が毎年、何人もいます。学生の卒論の冒頭から、「近年、都市化とともに緑が失われ」のフレーズが消える日がいつ来るのか、そんなことを考えながら、緑化の研究と森林保全整備のボランティア活動に取り組んでいます。
【松浦 由紀】 株式会社四国新聞社 編集局生活文化部論説委員
 お椀を伏せたような丸い山、鏡のように輝くため池。水のない川が流れ、緑の田んぼが広がります。香川の風景と聞いて一番に浮かぶのは、こんな昔話のような世界。今回百選を選考するのに当たり、そんな豊かな風景が失われつつあることを改めて実感しました。放置や開発などで姿を変え続ける香川のみどり。「残したい香川のみどり」「取り戻したい香川のみどり」「育てたい香川のみどり」。さまざまなフレーズが頭をよぎった選考でした。
【村上 英二】 かがわ自然観察会 代表
 今回選定された地域は、決してみどり豊かな美しい所ばかりでなく、今なら自然回復が期待できる箇所も多く含まれています。「残したいみどり」「自然を守ろう」といっても、各個人のニーズによっても異なるし、地元の方々のご理解や活動がなくては、達成できるものではありません。開発で便利な生活に変えることは簡単ですが、現在ある自然を維持していくことは、大変難しいことです。これを契機に、数百年先の香川について、一緒に考えてみませんか。
【山崎 香里】 樹木医
 街路樹や庭木など私達の身のまわりにはさまざまな緑があります。人の手によって植えられ、または守られてきた木を元気にすることが樹木医の仕事ですが、元気にするヒントは自然の野山にあります。自然のなかで自生している環境を知り、それに近づけてやることで木は本来の姿をとりもどします。香川は、豊かな緑に囲まれた恵まれた環境にあります。自然のみどりに会いに行きましょう。みどりは本にはない多くのことを教えてくれます。
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