選択された部分を音声で聴くにはJavaScript が必要です
香川の環境のトップページに戻ります  
香川の環境のトップページに戻ります

Listen to this page using ReadSpeaker
スタイルシートが無効なため使用できません→ 文字の大きさ: 
現在地:香川の環境 > 環境レポート > 森林センターのうるしの森で香川県漆器工業協同組合が漆の採取作業見学会を開催しました!
森林センターのうるしの森で香川県漆器工業協同組合が漆の採取作業見学会を開催しました!

 日時: 平成24年7月12日(木曜日) 13:00〜14:30
 場所: 香川県森林センター
 出席者: 漆器組合会員 8名、 興味のある方 5名


うるしの森ってどこにあるの?

 森林センターの試験地の中にあります。

 平成15年3月、県と漆器工業協同組合が主体となって四国産の苗木を植えました。

 森林センターはうるしの森の管理や、毎年の成長を記録しています。

 また、植樹に携わった方々を招いて成長中の漆の木の見学会も行いました。

 平成24年4月の成長調査結果

  • 生存本数45本
  • 平均樹高6m
  • 平均直径11.5cm(胸の高さ)
うるしの森ってどこにあるの?

うるしってどんな植物?

 はじめに、講師役の松本和明さん(漆芸家)から漆について説明がありました。


 「漆はとても肥料食いです。そのため、山の上の方は土の栄養が少なく、あまり育ちません。一方で、里に植えると漆にかぶれやすい人達に迷惑をかけかねません。よって、山から栄養に富んだ土が集まり、適度に人と距離がある、山と里の中間に植えられてきました。」

うるしってどんな植物?

うるしはどうやって掻くの?

 @傷をつける位置にチョークで印をつけます。
一番下の枝より下方につけます。
この木は、一方の面に3ヵ所と反対の面に  3ヵ所印をつけました。

 A専用の鎌で荒皮を削った後、溝状に傷をつけます。

 Bしみだしてきたうるし液を、ヘラで掻き取ります。

うるしはどうやって掻くの?

体験しよう、うるし掻き!

 うるし掻きに挑戦です。

 よい品質の樹液(うるし)をとるには、傷つけ方も大切。

 まっすぐに溝をつけるのは、意外と力が必要な作業です。

体験しよう、うるし掻き!

うるしの樹液が出てきた!

 溝をつけてしばらくすると、樹皮と材の間から樹液がにじみ出てきましたよ。

 今回、どの木にとっても掻かれるのは初めての経験です。

 1回目は「くせづけ」の意味を持ちます。 くせがついてくると、掻いたらすぐに樹液が出るようになります。

 今はまだ一人前の「うるし採取木」ではないのですね。

うるしの樹液が出てきた!

うるし掻きはこれからがシーズン!

 採種量のピークは8月。「盛り」と言います。

 森林センターのうるしの森では、10月までに20回程度、うるし掻きがおこなわれる予定です。


 今回の傷から次は、上へ上へと「あぜ」とよばれる間隔を等しくとりながら、逆三角形を描くように溝状に掻いていきます。


 採取する時間帯によって、うるしの品質が違うそうですよ。

 奥が深いうるしの世界に、参加者の皆さんも興味深々のようでした。


 8月には高松工芸高校工芸科漆芸コースの生徒さんが採取体験にくる予定です。

 森林センターのうるしの森が、地場産業の将来を担う人たちで、にわかに活気づいてきました。

うるし掻きはこれからがシーズン!

(香川県森林センター 林業普及指導員)

関連リンク