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竹林の整備と利用の手引き −健全な森林の再生モデル事業−
はじめに

 かつて県内の竹林は、適正に管理され、生活用具、農具、建材などの材料としての竹材や食用となるタケノコの生産など様々な用途に利用されてきました。しかし、中国からの安価なタケノコや竹材の輸入、プラスチック製品など代替品の普及により県内の竹林の利用は減少し、しかも竹林整備の担い手の減少・高齢化などにより、次第に放置されるようになりました。放置された竹林は、里山全体の手入れ不足もあいまって、周囲の森林や農地などへ拡大するとともに、急速に成長する竹によって、光や空間が不足し、樹木の枯死や生息できる動植物の減少をはじめ、竹の過密化が進むと、竹の衰弱・枯死を招き、立ち枯れた竹が倒伏して中に入ることができないほど荒れ果てた様相を呈しています。

 このように拡大した竹林では、森林が有する水源かん養・県土保全、生物多様性保全等の公益的機能の低下や里山の景観が損なわれることなどが懸念されています。また、竹林内には他の樹種の稚樹がみられないことや竹林が消滅し、他の樹種に置き換わった例がないことなどから、今後も竹林の拡大が続くものと予想されます。

 このため、県では放置竹林の拡大状況を把握するとともに、学識経験者、森林づくりボランティアグループ、竹材を利用した製品の開発、製造などを行っている方々で構成する竹林整備・利用推進懇談会を設置し、竹林整備や利用の取組み方針を検討してきました。

 今回、この懇談会での検討をふまえ、竹林の現況、竹林の整備方法、竹材の利活用、竹林整備への県民参加の進め方などについて手引きとしてまとめました。

 本書が、竹林所有者、森づくりボランティア、地域住民をはじめとする多くの県民が竹林の整備に参加する際の手引きとして活用され、竹林の整備・利用が推進されることを期待しています。

  平成17年3月

香川県環境森林部みどり整備課