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公共事業における木材利用事例集
■ はじめに

 森林は、二酸化炭素を吸収・蓄積することから地球温暖化を防止するほか、水資源のかん養、山地災害の防止など、多面的な公益的機能を有しています。また、森林から生産される木材は、利用しても再生産することができるなど、資源循環型社会を構築し、みどり豊かなうるおいのある県土づくりに欠くことのできない大切な資源であります。

 香川県の森林面積は約8万8千haで、県土面積18万8千haのおよそ47%を占めています。このうち、国有林は約8千ha、民有林は約8万haであり、そのうち約1万3千haがスギ・ヒノキの人工林が占めています。しかし、これらの多くは松くい虫被害のまん延後に樹種転換されていったこともあり、W齢級(16〜20年生)がピークとなっており、今後間伐等の手入れを必要とする森林が8割程度を占めています。

 県内では、年間600ha程度の間伐が実施されており、約1万m3の間伐材が生産されていますが、搬出に経費がかかり、利用先が少ないなどの理由により、そのうち僅かに1割程度しか利用されていません。これらの利用拡大を図ることは、間伐など適切な整備を促進し、森林の多様な公益的機能を維持するとともに、循環型社会を構築するうえで、大変重要なことであります。

 そこで、本県における間伐材の一層の利用を推進するため、公共事業における使用事例集を掲載しましたので参考にしていただき、木材の利用が森林の適切な整備を促し、地球温暖化防止にも役立つなど、県産間伐材の公共事業等における利用拡大について関係の方々の御理解と御協力をお願い申し上げます。

香川県環境森林部みどり整備課