■「合わせ技」プロジェクトの推進
他の情報通信基盤の整備と併せてブロードバンド基盤を整備することは、単独での整備では 困難なブロードバンド基盤の整備を容易にするとともに、事務手続きや整備費用等の軽減に つながるものです。そこで、「ブロードバンド基盤の整備」「携帯電話エリアの整備」「地上 デジタル放送難視聴解消」及び「防災情報基盤の整備」等について、地域における課題に対応 した基盤を、個別ではなく一体的に整備する方法があります。
光ファイバ等有線によるネットワーク整備が高コストとなる場合には、光ファイバ等 有線と無線とを効果的に連携させた整備が効率的である場合があります。また、WiMAX、 高出力無線、光無線のような超高速通信が可能な無線技術が登場してきており、今後これらを 活用した整備が普及していくことが見込まれます
■衛星ブロードバンド
著しく条件が不利な地域においては、光ファイバ網等の整備に膨大なコストがかかることも 想定されます。このような場合は、効率的な利用環境の整備の観点から、地理的条件に左右されず、 かつ、アンテナの設置のみで通信が可能となる等の特性を持つ衛星回線を活用したブロード バンドの整備が有効と考えられます。さらに、この衛星の特性を活用すれば、これらの地域に 対する「ブロードバンド基盤の整備」にあわせて、「携帯電話のエリア整備」及び「防災情報基盤の 整備」等の一体的な整備を行うことも可能になると考えられます
一方、現行の衛星ブロードバンド・サービスは、光ファイバ網等によるサービスと比較して 伝送速度が相対的に小さく、またトランスポンダ(衛星中継器)の容量により収容回線数が限られる 等の限界も認められます。したがって、衛星ブロードバンドについては、著しく条件が不利な地域を 中心に活用されることが想定されます。
<総務省「デジタル・ディバイド解消戦略会議 第一次報告書」より抜粋>
